ピアニスト辻井伸行さんのCDが、爆発的にヒットしています。
デビュー・アルバム『debut』は、累計11万枚を突破したとか。
クラシックCDでは、考えられない大ヒットです
辻井さんといえば、全盲というハンディを背負いながら先日のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝を果たした国際的ピアニスト。
前々から、ぜひ聴いてみたいと思っていたのですが、ようやくCDを入手しました。
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- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(DVD付)/辻井伸行×佐渡裕
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繊細なまでに澄み切った音質の中に、しっかりと心に届く躍動感があり、緻密に時を刻むようなリズム感が、確実に伝わってきます。
少し聴いただけで、天性の才能に溢れたピアニストの音色であることが、十分に知らされます。
「これが本物なのだ」という音楽に、久しぶりに接した気がします
私は、もともとクラッシックは好きですので、ラフマニノフなどはよく聴きますが、おなじ楽曲でこれだけ違いをみせることができるピアニスト辻井さんは、ほんとうに素晴らしいと思います。
素材のよさを余すところなく引き出して、まるで別物のごとく光り輝く完成形に仕立て上げることができる。それが、ほんとうのプロなんだということを、改めて知らされた気がします
このプロの音色を、集中とリラックスの切り替え時などに、しっかりと活用させていただきたいものです