真野礼二(錦戸亮)の家族が惨殺された「武蔵野一家殺人事件」の真犯人の姿がようやく見えてきました。
沢口ノンナ(新木優子)が目撃した真野を付け狙う人物。
その男こそ罪を兄に擦り付けた真犯人なのです。
ドラマ「トレース科捜研の男」10話で錦戸亮が追い詰める真犯人を推理します。
「武蔵野一家殺人事件」解明への伏線
真野礼二の兄・義一(倉悠貴)は25年前に同級生の新妻大介や佐保優作(袴田吉彦)からイジメを受けていて家に引きこもり、自暴自棄になって両親や妹を次々と殺害し自殺したとされています。
唯一、外出していて難を逃れた真野は親戚の家に引き取られて姓と名を変えています。
そのことは9話で虎丸刑事(船越英一郎)が調べてノンナに伝え、ノンナは真相解明に協力をしたいと真野に申し出たのです。
ここで、これまでに明らかになっている「武蔵野一家殺人事件」解明への伏線を列挙してみました。
・ 6話でホームレスになった新妻大介は川原で変死体となって発見されます。
・ その時、花を持って新妻大介の殺害現場に献花を持って現れたのが早川尚人(萩原聖人)です。
・ 10話では佐保優作が転落死した元テニスプレーヤー・原田恭一(上杉柊平)の殺害に関与しているのではないかと早川は真野に伝えます。
・ 手ががりは、25年前の捜査資料。当時高校1年生の姉・仁美(夏子)が妊娠していたことです。
仁美のお腹の子の父親は誰だったのか?
それが「武蔵野一家殺人事件」の真犯人を突き止めるカギでしょう。
萩原聖人真犯人説の根拠
早川尚文(萩原聖人)は真野の兄の高校時代に担任だった教師です。
そして、真野の兄・義一の引きこもり後も義一の家を訪ねて相談に乗っていたのが早川尚人だったのです。
そこで、義一が新妻大介や佐保優作からイジメを受けていたことを知ったにも拘わらず早川はそのことを制止することもなく、学校へも報告しませんでした。
そのことは、6話で早川自身が真野に語り贖罪しています。
しかし、早川は次のことをまだ明かしていません。
姉の仁美を妊娠させてしまったことです。
仁美の妊娠が発覚するのを恐れて、早川は真野の家族を全員殺害したのです。
そして、真野が25年前の事件を追い始めたのを知り、
早川尚文は、新妻大介や佐保優作に罪を擦り付けようと画策しているのです。
早川尚文役の萩原聖人こそ「武蔵野一家殺人事件」の真犯人です。
まとめ
ここにもう1人、真野の「武蔵野一家殺人事件」の真相解明を阻止しようとする人物がいます。
警視庁刑事部長の壇浩輝(千原ジュニア)です。
新妻大介の死を自殺と断定し虎丸刑事の捜査に圧力をかけた人物。
早川に真野の情報を漏らしたのも壇だと推測していいでしょう。