第二学生会館 | Side Steps' Today

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他人には言えないマジでしょーもない用事で母校付近へ。衝撃的なほど変わっている場所もあれば、ほぼ変わっていない場所も…。「マジで音楽を勉強するぞ」と意気込んだ音楽学部新入生のワタクシは、大学構内に入った途端、ここ野外に小さなアンプを持ち出してチックエレキバン「Got a Match」をデモ演中の和訳「フュージョン狂」という名の団体を発見。その後、「こんなところにスタジオがあったんだ…(それまでは近くに音楽館しかないと思っていた)」という立地のイナフジなるスタジオでKEEP「Rock'n Rocked Rock」デモ演を見て「ここしかない!」と確信。目出たく音楽学部フュージョン狂学科に入学を果たしたのでありました。その学科は第二学生会館にあり、その地下がスタジオ・イナフジという具合で、学生生活の7〜8割はここで過ごした感覚…。鮮明に記憶があるのは3年次の国際金融論の授業中。ヒマに任せて「1年で何時間くらいスタジオに入っているんだろう?」とのふとした疑問を解消すべく、手帳に記載のスケジュールをたよりに計算すると週6日計算で1日あたりほぼ4時間。当時は土日に毎週SS練習があったり、合宿は1日20時間練習だったり…。その痕跡は以下の通りであります。

①冒頭の写真:第二学生会館の現在。「どこかのタワマン?」と一瞬目を疑うその姿は緑地法と容積率の関係からなのか建坪は半分程度だが、高さが2倍になった印象。

 

②フュージョン狂、いやフュージョン教が布教活動していた場所。ベースはDさんだったが、今思えばキーボードはSSのIさんだったかも。でもKX-5だった気もするのでEさんだったか。演奏していたのは右側「阿呆学部」(失礼!)建物前。

 

③フュージョン狂学科の溜まり場だった通称「ラウンジ」を一方通行の道路側から見る。当時はガラス張りで丸見えだったが、今はなんだかセキュリティが厳しそうな雰囲気。この一通に路駐してスタジオ入りし、戸塚署との熾烈な見廻りバトルに敗れて免停になった者は数知れず…。

 

④二学横スタジオ・イナフジの入口部分。ここに地下へと降りる階段があり、イナフジと食堂があった。イナフジの最後は卒業後5年目くらいか。SSライブでのリーダー第一子誕生記念サプライズ演奏のリハだった記憶(当時の文章を以下に再掲)。

 

⑤変わらないのはここくらい。メルシー付近では、学園祭の時期になると校内案内の名目で駅で女子高生をナンパし、イチャついて学校に向かう実業生に向かって教室からチョークを投げるという歪んだ友人が多数いた。その実業も、もうココにはない。

三品は嫁が是非行きたいというが、土日は休み。

 

 

(おまけ:イナフジでの最後の練習)

前回のLiveは 2部制 ということになったわけですが、こちらの思惑とは裏腹に 一部から熱烈な支持 を受けている「コント」も2部制になっていました。その内容は1部をご覧になられた方はご存知のことと思いますが、その裏側をここで披露しようというのが今回の企画です。今回の統一テーマは 「田村さんのお子さん誕生祝い」です。これはあらかじめ本人には内緒 で、Liveの当日にステージ上でプレゼントをあげてお祝いしようというものです。プレゼントとはこれもウラとオモテがあり、オモテは「きちんとしたベビー用品」、ウラは 「曲」 というものです。オモテは比較的容易に決定したものの、ウラである曲ともなると非常に難しいものがあります。 時間が1週間 しかなく、しかも田村さんのいないところで進行させなければならない。練習にも時間がかかります。この点を考慮すると、プレゼントは事前に用意をし、後は曲の決定と打ち合わせをE-mailにて行うという形態になります。

しかも 田村さんに秘密で行う わけですから、間違ってmailが田村さんに行ってしまうと、 すべてが水泡に帰すことになるので、神経を使います。mailは田村さんを除いた3人の同報mailとなりますが、その間にも田村さんからのSS業務連絡mailが混在していたりしていました。このような状況の元で 課題曲「可愛いベイビー」 が決定するのです。

「可愛いベイビー」 については、もちろんサビは有名であるだけに皆知ってはいるものの、サビ以外は皆目見当がつかないというありがちな状況に置かれていました。伊東さんはレンタルショップで「中尾ミエ・ベスト」 を借りようと腐心したようですが、 生憎1週間のレンタル中 ということで(こんなの借りているのは誰? )、止む無く実家 にあったという音源を電話越しに聴いて採譜するという暴挙に出た次第です。その伊東さんでもさすがにサビ以外が理解できなかった らしく、サビとサビの変形部の2パターンで強引に押し切るという方法をとることに決定しました。

 

その一方で、曲の決定と同時に 練習Studioを予約しなくてはいけません。これは 僕、岩井の役目 です。まず各自の予定を調整したところ、 本番直前の木曜日しか空いていないことが判明。最近は立川のStudioアクト(SS御用達)と戸田公園Parksideしか使っていなかったので、 都内のStudio には苦慮させられましたが、 学生時代に殆ど入り浸っていたイナフジを当たってみることにしました。電話をすると原さんという通称 「イナフジおやじ」 が出て、10:00夜から空いていますとのこと。

空いていないと嫌だったので、 名前を伏せて電話したのですが、「あ、岩井さんですか」 とありがたくも覚えていて、22:00からのLst を格安で提供しますよという返事を いただきました。しかしこのLstは…。

イナフジというstudioのLstとは丁度ロビーの前に位置しており、演奏内容がロビーに筒抜けというStudioでした。SSの曲ならともかく、「可愛いベイビー」しかも初見でアレンジしながらという状況では、 とても他に見せられたものではなく、嘲笑の的となる のは自明です。しかも卒業してから久しぶりに顔を出した人が、いきなりこんな演奏ではイナフジおやじの原さんにガックリされることは請け合いですから、「Lは勘弁してください…」ということで一番奥まったSstを 22:30から予約 しました。

終電の都合もあって時間は1時間だけですから、この1時間でアレンジを全て決定させて練習しなくてはいけません。

ただ、22:30と遅いだけにそれまでの時間は近くのファミレス(デニーズ)で打ち合わせです。Studioの1時間をいかに有効活用できるかが、今回のネタ成否にかかるだけに、ファミレスで打ち合わせできるものはすべてそこで決めてしまおうという考えです。このファミレスには19:30に3人が集合し、事前に伊東さんからmailされていた譜面をもとに アレンジ をざっと決定していきました。

(以下、伊東さんメール…メール本文に以下コード譜がタイプ打ちされて送られてきた。一部伊東さんの感想つき)

|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|

|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|

|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|Dmaj7 G/D|Dmaj7 |

A’

|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|

|Dmaj7 Bm7|Em7 A7|Dmaj7 G/D|Dmaj7 |

#た、単調・・・(--;

Ending |Dmaj7 Bm7|Em7 A7|D(9) Bbm9 Ebmaj7 Abmaj7¦N.C. Dsus4¦

 

この曲は前回ご覧のように 非常に単純なコード進行 になっています。結局は1周りは普通に演奏して、次第に崩してソロに突入するという構成となります。この崩し方は月並みでありますが、4Beat ということになりました。しかし ミュージシャンの悲しい性 とでも言いましょうか、このアレンジで結構話が盛り上がる のです。ファミレスでは夕食を取ったあと、コーヒー1杯でこのアレンジを巡って盛り上がりました。基本的には 面白いネタを考えては自分で笑ってしまう という自慰的なものでしたが、周囲は 譜面を見ながらあそこまで盛り上がれる3人に冷たい視線 を投げかけていたことは必然です。ここで打ち合わせをした後にStudioへと向かったのですが、その前にプレゼント の話をしなければなりません。これも、僕岩井の担当でしたが先週にLiveで横浜に行く用事があったので、その際 ランドマークで買うことにしました。もちろん目当ては、今、 和歌山の保険金殺人関係 で注目されている「Miki-House」 。この タイムリーなネタを逃すことなく、活用していく姿勢は評価されるべきです。しかし実際はかなりモノもよく、同業他社比でも ハイクオリティーだったのです。しかしあのようなところで買い物をするのは 勇気が要りますね。もちろん子供がいれば堂々としたものですが、あそこで買い物をしていると周囲の目が「あら、あの人あんなに若くして子持ちなのかしら」 的であるようで非常にビビるものです。大方商品の目星は付けていったので、所要のものをさっさと調達してそそくさと 引き上げました。

 

さあ、注目の Studio です。早速入っていくと我々が22:30から予約しているSstでは若者(学生?)が練習しています。ロックなのでしょうか、 我々が学生のときと比較しても我々の方が巧いと自信をもって言えるレベルでした(おお強気!)が、覗いている我々に対しては 結構自信ありげに演奏 しています。こちらも楽器も持たないスーツを着たサラリーマン3人ですから、ナメられるのも当然 ではあります。そのSstの前でこのようなお話をしていると、イナフジの原さんがやってきて挨拶ということになりました。もちろん、SSではこのStudioを使用していないのに加えて、3人とも 楽器を借りよう という姿勢でしたから、

「やはり社会人になってBandはやってないんだな」と思っているようでした。我々も 「ちょっとした場で演奏するものですから・・・」 と、あらかじめ「可愛いベイビー」を演奏しても度肝を抜かないようにヘッジしていましたから、なおさらです。

そうもこうもしているうちに、22:30となり練習をしていた若者が出てくるのと交代に我々もStudioに入りました。

イナフジおやじは「岩井さんが使うような楽器じゃないですが・・・」と逆にこっちが恐縮するようなことを言いながら、Studio備え付けのBassを貸してくれました。この楽器は異常に弦高が高く 、チョッパーをしても 「ンモンモ」 という状況で(僕が異常に低いのかも知れませんが)、 前途に不安を感じさせました。

 

集中の1時間 です。なにしろ背水の陣という状況ですから、 嫌が上にも集中しなければなりません。しかしここで 最大の障害が!そう、前まで練習していた若者がStudioの前で屯(たむろ)をしているではありませんか!

人目を憚るように時間を遅くしてまで 奥まったStudio をチョイスしたのに、これでは まったく意味がありません 。一同、この 若者に怒りの捌け口を向けそうに なりましたが、止むを得ません。一聴して「可愛いベイビー」と分かる部分を後回しにして、ソロや最後のキメ から練習することにしました。外の若者は サラリーマンがどのような演奏をするのか 、非常に興味津々といった様子で、時々こちらの様子を伺っており、演奏にも聞き耳を立てているようです。なかでも1人いた女の子は 爆笑している模様で、 3人には屈辱に満ちた時間が流れます。「オレたちもやれば出来る んだぜー」的にソロでは異常なまでに盛りあがる(とは言っても4小節×3(笑)のですが、メロディー部分はちゃんと弾いておきたい(そうでないと何の曲か分からないので)ということもあって、外には 「可愛いベイビー」を演奏しているのがバレバレ です。まさに「背に腹は代えられない」状態で何回か練習をしました。結局彼らは我々の練習の終わる23:30まで居たわけですが、演っていた曲が曲だけにStudioから出て行くときもまた、こっぱずかしい ものです。この際の沈黙のプレッシャーに負けたのか府川さんは「失礼いたしました…」と謝っていたことは本番のトークでも取上げられています。このように練習は終わって後は本番 ということになったのです。(以上、一部修正)