
【川奈温泉(静岡県伊東市)】
久々に伊豆へ。行き尽くした感のある伊豆だが、ここ3年程度は訪問機会なく、変化を期待して訪問するも、道中の様子によくも悪くもあまり変化はなし。道路状況も変わらず、渋滞回避に必須の裏道も健在で、主要道路の状況も一向に改善されていない。訪問時は台風接近による悪天候にて、やることと云えば温泉程度だったが、かなりモダンな温泉棟であり、最近完成した様子。驚愕なのは細部に宿る過剰なまでの合理性。まず、貴重品入れは静脈認証でキーフリー。たしかに貴重品入れとロッカーという2種類の鍵を腕に巻いて入浴するパターンもあるが、静脈認証の貴重品入れは初見。そもそも、貴重品を持っての入浴など当方にはないから不用ではあるものの、この手の認証系で身近にあるものは認識水準が低く、トラブルで開かなくなったらどうするのかと貴重品入れだけに一抹の不安あり。さすがに脱衣場のロッカーは指紋認証ではなく、物理的な鍵であり、これを所持して入浴するのであるが...。感心なのは、脱衣場から浴場までの経路も入浴後に濡れた客が拭かずにそのまま脱衣場に入らぬよう、浴場外で湯を拭き取るスペースが充分確保されており、そこにタオル置き場と回収ボックスがあるという仕組みであって、なかなかに導線的に考えられている。そして、肝心の温泉と云えば、裏方の小室山から引いている模様だが、泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉でpHは8.0と弱アルカリ。源泉は62℃と高めではあるものの、加熱・加水・循環・消毒と全て行っており、塩素臭は抑制的ながらもかなり人工的であって、アルカリ泉の持つ特徴は感じられず。