
【下諏訪温泉(長野県諏訪郡下諏訪町)】
再訪。一日で名古屋まで300キロあまり走破し、所用完了後に下諏訪へ投宿、と地図を観れば二等辺三角形を描くように移動。前回訪問時は地獄を見たが、今回は移動距離のわりには難なく到着。経験則的に下諏訪が素晴らしいのは、旅館の規模が大きくないためか、同宿客少なく、悪童連れとしては安心なことに加え、温泉も基本的に貸切状態となることにあり、今回も同様。11月下旬の訪問だったが、寒気厳しい中、無色透明無味の湯が滾々と流るる様は、これぞ温泉という感充分。湯は源泉が投入されているが、冷気で冷めていくこともあり、水道水で埋めなくとも適温を維持。記載をみれば、自家源泉でなく綿の湯とその他源泉の混合泉にて、泉温57.5℃の単純温泉。内湯しかないが、露天を特には好まない当方にとっては、「露天があるとそれにも入っておかないと損」といった貧乏根性がどうしても露見してしまうため、内湯のみの方が集中できて好ましい。今回宿泊したのは中山道の宿場としての脇本陣だったのだが、近くに殿様が宿泊する本陣跡があると聞き、翌朝訪問するも、確かに脇本陣の斜め前。庭園はよろしいが、本陣跡は本家分家と二つに分かれ、分家が旅館経営をしている模様だが、二者の関係は但ならぬ訳もありそうで世の中の複雑さを知る。ちなみに岩波姓を名乗るが、岩波書店創業者たる岩波茂雄は諏訪出身(正確には下諏訪ではなく上諏訪)。付近にも岩波ネームを多く見る機会あり、この付近に多い名字か。