
喜楽(中華料理/渋谷)
渋谷のラーメンと言えば新興ラーメン店が軒を連ねる一方、その淘汰や変遷こそ目紛しいが、渋谷唯一の名店でその生存競争の勝者でもある同店を訪問。とは言え、同店には15年前からたびたび通っていたが、概算すれば1年に1回程度のペースか(聞けば60年の歴史があるとのこと)。周囲の場所柄は悪く、なかなか普段から出入りする場所にはないが、ランチ時に訪問するも行列。店内は満員で数分の待ちで着席。勘定や客さばきをするお婆ちゃんの姿が見えず、その孫と思しき若者が采配しており、お婆ちゃんの健康状態が気になるが、二階へと案内される途中で見た厨房でのメンツは不変。ここに来て「もやし麺」以外のメニューだったことはほぼ無く、今回も「もやし」とそれをオーダーするも、あまり待たずに来たそれは毎回食べる不変の味。カテゴライズすれば”焦がしネギ醤油”味となるのだろうが、完全にアルデンテな麺はボリューム感があって良心的。その上にさらに野菜炒め的なモヤシがどっさりとなればこれでもう十分なる満足。その味は特徴的で、時にどうしても食べたくなる筈(これを書いている唯今深夜三時にも強烈なる欲求があるも、さすがに閉店時間)。過去に一度、100円増しの大盛りをオーダーしたことがあったが、それは暴力的な量であって、”普通で十分”と痛感した記憶が鮮明。特段にスープや具材にトロミはついていない筈だが、何だか流動性が低下しているのは焦がしネギ油によるものと想像するも、そのためか帰途から猛烈なる渇水感。