
長門湯本温泉(山口県長門市)
長門市から南方の奥座敷的にある温泉街。やや近代的温泉ホテルと昔ながらの温泉街が同居しているような奇妙な状態ながらも、後者は徐々に前者に押されて徐々に廃業の道を歩んでいる模様で、共同湯付近の旅館の多くは廃業しているような状況。その中でひときわ異彩を放つのが、ここの共同湯「恩湯」。奥には礼湯なる共同湯もあり、こちらの方が開祖のようだが、かなり近代的に改装され、味が無くなってしまった礼湯対比で、かなりレトロかついい風情を醸し出しているのが、この恩湯。訪問が夕方であったので、上記看板の電気はまだ投入されていない状態(恩湯の方に「何時になったら電気が点くのか?」と質問をして、不思議がられたが、18時半程度とのこと)だったが、赤く光る上部電光看板とこの建築様式はあまりに雰囲気が有りまくるものの、入浴内容もこれまたすばらしい。浴室もかなり年季が入っており、浴槽の石組みもこれまた年代物だが、入るに地元のご老人なのかかなりな人数。湯は左右に分かれており、それぞれの中央部から湯が投入されているが、かなり温めで39℃程度か(正確には源泉温度39.2℃、使用位置で38.9℃と記述あり)。湯口からは硫黄臭がするもそれ以外は無色透明無臭でアルカリ単純泉でpH9.59にて、ややヌルヌル感あり。その後に礼湯にも入ったが、こちらは加温をしている模様で42℃程度と熱い。地元の方はこちらの礼湯に多く来ている模様だが、こちらは綺麗で洗い場も整備されている。