玉肌日記 | Side Steps' Today

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【高湯温泉(福島県福島市)】
以前、仙台ジャズフェス出演の帰りに骨休めと称してバンドで一泊したことのある高湯温泉へ。当時はあまり関心がなかったが、この付近は良質の温泉が多く点在している。山を隔てれば米沢八湯の一つである姥湯温泉や滑川温泉、五色温泉に近いことから基本的に泉質は硫黄白濁系なのだが、まさにこの高湯はその付近からすでに硫黄臭がするという強力なもので、雰囲気としては那須湯本温泉に近似か。路沿いに温泉宿が数軒ならぶが、”鳴物禁止”ということで非常に静か。川の音と硫黄臭が最高なる温泉場の雰囲気を醸成するが、温泉は白濁。基本的に硫黄泉なようだが、配管途中で温度が低下する模様で、湯温は適温。露天と内湯があり、露天が白濁感が少ないようにも思えるが、この手の白濁系は、湧出時には白濁ではなく、空気に触れることで白濁するという性質であることが多く、つまりは「白濁していないことが湯が新鮮であることの証」ともなることから、徒に白濁に対して嬉々とする訳にもいかず。匂いは明らかに硫黄臭だが、味はあまりない一方、酸性度は高く、ph2.6程度となかなかなる酸性。入浴して、いつもの調子にて顔をパシャパシャ洗うとのちのちに早速目が染みてくるという具合ながら、こうでなくては温泉としての効能もなし、と逆に満足。個人的には露天よりは内湯という温泉正当派であるつもりながらも、ここにあるような半露天形式の湯、つまり透明感のある素材でつくられた屋根があり、木の葉や虫、ゴミ等から温泉を保護でき、かつ、外気に当たることのできるようなシステムはなかなかに素晴らしいものであると刮目。温泉の泉質に加え、それを堪能できるような設備もそろっているという点ではなかなかにない良質なる温泉と思料。