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デビット=T=ウォーカー「ライブ at ブルーノート東京」(ライブ鑑賞)
個人的には”元祖スムース・ジャズ系ギタリスト”との認識であったデビット=T=ウォーカーのライブを体験。日程的にやむを得ず初日の1stステージということで、”かなり演奏的にはマズいのでは”という危惧もあったが、演奏曲の難易度から言っても問題ないはずであり、完全なる杞憂。ちなみにバックは4名、ドラムス/ベース/キーボード×2(ピアノ系とオルガン系)で、メンツとしてはベースのバイロン=ミラー(アコベではなくエレベのみを演奏)を知っていたのみで、他は一人も見知らず。全員ブラック系ながら、キーボード等は上品なるホテルマンのような顔をしながらも、オルガンをワシャワシャ弾いており、そのギャップに感嘆するも、ギター当人は撫でるがごとくギターを演奏。弾いているのはエレアコのようなモデルで、他にもサブギターとしてセミアコが1本用意されていたが、途中でメインで弾いていたエレアコの弦が切れるというハプニングが発生!どうなるのか、と自分に起きた場合を想定してシミュレーション的に冷静に観察するも、BNスタッフは誰も弦が切れたことを気がつかず、演奏者に言われて初めて分かるという状況。バックの演奏は続くが、当人が目で訴えているのにも関わらず、ステージ傍にいるモニターPAも全く鈍感で冴えず(プロ感皆無)。ギターが楽屋に帰っている間にサブのセミアコを弾こうとするも、チューニングが滅多滅多で演奏に耐えず、本人は弾く気も失せて、バイロン=ミラーが渡すチューナーにも反応薄。さらに、ギターはなかなか戻って来ない。ついにはシビレを切らした本人がステージから退場して弦を張るというスタッフサポートのお粗末さながらも、本人も老齢のため、弦を張るのに苦労しているのか、なかなかステージに登場せず、5分程度は要したか(眼鏡を外して手をプルプルさせながらポストに弦を通そうとするも、そのためになかなか通らないという図を勝手に想像)。1本の弦でさえ、そうなのだから6本替えたら30分!と思うと、流れている時間のスピードにおける彼我の差を感じざるを得ず。肝心の演奏、についてはエアギターならぬ顔ギターで、体のアクションは(老齢もあってか)大きくないものの、顔がスゴい。顔で弾いているという形容詞がふさわしく、演奏内容を含めて”味”の世界へと突入。「演奏者もこの域に達すれば、もうこっちのもの」という好例。
David T. Walker (g)
Clarence McDonald (key, p)
Jerry Peters (key)
Byron Miller (b)
Leon Ndugu Chancler (ds)