
ドン・ピエール(洋食/東京・京橋)
同店のカレーが美味と聞いてマニアとしては早速訪問。意外なことに、かなり高級なるフランス料理店のような風貌にちょっとタジろぐが、どうやら洋食屋なる模様。そこでビーフカレー等等をオーダーするが、価格もそれなりに高級ながら、出てきたのは、なかにゴロリとしたビーフの肉塊の入った欧風カレー。当方の主義信条として、カレー内の具については全く頓着せず、純粋にカレーソースの味にのみ興味があることから、中に大きな肉塊が入っていようといまいとその評価にはまったく影響を与えないのだが、一般ピーポーはさすがに違うだろうと思料。ライスはかなり良心的な盛りであることに加え、小さな鍋に入れられて供されるカレーは給仕氏によってライス上にかけてもらえるのだが、これまた大盛りであって、一回では全てをかけ切れない量。カレーでは使わない表現ながら、まさに”汁だく”。結局2回に分けてかけることとなるも、このようなカレーを他人にかけてもらって食するのもかなり違和感のある展開。食するに具は肉塊のみ、だが、ソース自体はかなり濃厚であることに加え、スパイス感がかなり無く、敢えて言えば"スパイシーなシチュー"と言える方向性。辛さへの感応度から言って、通常のカレーであればライスとミックスした状態がバランスよい(=それは勿論各自でバランスを調整できるから)のだが、同店ではソースのみで充分にイケる。考えようでは”カレースープ”か。よって最終的にはソースのみ食してしまい、最終的に残ったライスをピクルスやラッキョウで食するという冴えない展開。