
【青掘温泉(千葉県)】
千葉県・房総というのも温泉枯渇地帯ながら、大正時代に石油を掘り当てようと掘った深井戸から温泉が出たという同温泉。その石油掘削への執着のためか、湧き出てきた温泉の色も黒い色であって、当時、掘削していた人はまさに"糠喜び"(原油かと思ったら黒色温泉)だったようと容易に想像。今回はその青掘温泉でも由緒正しいと思われる静養園に向かったが、同園はかなり年季の入った、まさに外見のみではデフォルトしたような感じながら、玄関前には源泉井戸があって、間断なく湯が湧出。浴場に入るにかなり小さい浴場で5人程度で満杯になってしまうサイズながら、例の如く、湯船の湯は黒の色ため、深さが一向に分からず、恐る恐る足を入れる。黒色とはいっても、やや緑がかった珈琲色(=名付けて”琥珀の湯”というらしく、商標登録もなさている)だが、透明度は15cm程度、味はやや塩分を感じるが、それ以外の風味(ヨード分?)を感じる。源泉が温いので、加温していて適温だが、これと温泉成分のせいもあってか、温まる。塩分も作用していると想像するが、風呂場の金属部分、特に鉄製パーツは一様に錆びており、木製等腐食材料に交換済み。一応、露天もあるが、これは1人サイズであるが、湯の投入方法に因るのか、泡が多く、これはまるでコーラフロート(当方の一番好む飲物)で発生する泡を想像させ、飲みたい欲求に駆られる(勿論、幻影なので飲まず)。千葉は黒色温泉が多い印象ながら、無加工・加温のみという意味では貴重か。