
てらぐち(永平寺蕎麦/福井)
永平寺山門前にある同店で”おろし蕎麦”。おろし蕎麦とは、通常の蕎麦+大根おろし(大量)+かつおぶし(大量)+薬味の上から冷たい汁をかけて食するもので、同地の名物とのことながら、想像するに夏は涼しく、冬は極寒という地で温かい蕎麦ではないのがやや違和感があるものの、寒い永平寺を見学後に訪問した身にとっては、冷えた体の中に更に冷えた蕎麦を入れるということがなかなか理解できないでいるも、ミーハー(死語)な立場を取る当方としては名物とあらばまずはそれをオーダーするのが半ば習慣になっていることから、それをオーダー(セットで名物の胡麻豆腐も)。ついでに蕎麦ぜんざい等をオーダーして体を暖めようとも思ったが、最近のカロリ過多な生活を回顧して自粛。しばし待った後に出て来たのは想像通りの一品で早速食するが、”おろし”がなかなかキツく、蕎麦の味もなかなか分からない。蕎麦が不出来でマスキングをしているわけではなく、蕎麦本体は明らか手打ちでなかなかコシがあって美味なのだが、それはあくまで食感を楽しむ限りであって、味は完全に”おろし”。ここまでやや辛目な”おろし”の味が全面にでれば逆にそれで体が暖まるか?と勝手に自らを納得させて食するに、そういうことにもならず。”おろし”にはジアスターゼ(有名なのは高峰譲吉が発明したタカ=ジアスターゼか)が多く含まれていると聞くので、消化を助けて体にイイかとも納得させるが、蕎麦という内容もあり、その2時間後には別のモノを食べる羽目になるとは、なかなかなジアスターゼ効果と考えるべきか。後で考えるに、同店の名前”てらぐち”とは永平寺門前にあるので”寺口”?、それともそれが明治自体の平民名字必称義務令でそのまま本名になってしまったパターンか。