玉肌日記 | Side Steps' Today

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【壁湯温泉(大分)】
九重の川沿いにある同温泉。ポイントは川を堰き止めて作ったというその風呂。堤防様な仕切りの向こうはもう川という環境で、川マニアには堪らない環境ながら、ここの温泉の特徴は"ぬるい"こと。恐らく38~39度程度と思われ、江戸っ子ならとても我慢できない温度と思われるが、長時間入ることでそれをカバーするのがポイントということで、夏場でも30分、冬場であれば50分の入浴を推奨してある(なお、江戸っ子様に加温した内風呂も用意しており、こちらもなかなか良い)。早速夜に入るも、"ぬるい"との前評判を聞いていたことに加え、投宿時にも同じ説明を受けたこともあり、体温程度の水に入ることを想像し、覚悟していたが、比較的温かく、入っていて寒いという感覚はない。しかし、出ると勿論寒いので、50分程度入浴。ここの苦しいところは、混浴、しかも長時間入浴、さらに泉質が"透明"というヘレン=ケラーも真っ青の三重苦の苦境に置かれることであり、女性が入ってきたら、長時間この苦境にたえなければならないところだが、幸いにそのような苦境には陥らず。要は、下半身浴と同様にぬるい湯に長時間浸かることで、血流温度があがり、結果として体の隅々まで温かくなるというもので、まさに浴後はその通りなのだが、浴槽底に敷かれている大小の岩の上でゴロゴロしつつ、また、ちょっとでも温かい方面(奥深部の水底から湯が相当量湧いている)を探ってグリグリ動きつつ、時間を過ごすというのはちょっと無い経験で、それまでお風呂に一時間以上入っている人の心境は理解できなかったが、こんな環境が家にあれば、それも納得できるか。なお、隣にある共同浴場も基本的には同じ設計・設定ながら、堤防様のカベが高く、川は見えない(ちなみに”浴槽底の岩を動かすと底が抜ける”との注意書きにもビビる)。なお、ここの温泉は「神経衰弱(興奮型)」(→なんだか形容矛盾のような気も…)に効くと書かれているが、それって当方のこと?