Side Steps' Today

Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today


20Hz Bass Shop
再訪。台北(いや台湾全土か?)唯一のベース専門店。前回来たのが1年半前であり、失礼ながら「まだあるか?」と思っていたが、元気に営業中。アクセスはあまりよくなく、中心から離れた「市政府」が最寄り。台北101という有名な超高層タワーがあるが、その1ブロック北側にある駅のさらに北方。店の前は緑生い茂る公園にて、昔ながらの住宅街の中にポツンと存在する。前回訪問時に入店直後に衝撃を受けたこの店の看板犬も健在(下写真)。前回は入店するなりいきなり突進してきた印象だったが、今回は柔和なる表情。当然に在庫はベースだけだが、他では見ないスペクターやDINGWALL、またアトリエZ、Moon、Bacchusも。また、ここでもCoronaベースが置いてある。ただ、店主の好みなのかそのほどんとがJazzベース。また、前回質問のオリジナルベース「七」も数本在庫されている。エフェクトは前回以上に乏しいが、前回のKEELY「Bassist ーLow Frequency Optimizer」のような目立つものはなし。ただ、全般的に前回訪問時よりも在庫は既製品、オリジナル製品ともに充実してきている様子で良い傾向。台北(台湾?)のベースは金螞蟻樂器とこちらが双璧か。

 

※看板犬。前回より成熟したためだろうか大人しくなったような気が…。

蘇澳温泉(台湾)
蘇澳(スワオ)と読む。台湾東海岸にある温泉にて、台北から自強号(日本でいう特急)で2時間弱所要する。自強号といえば日本では脱線事故の印象が強く、2018年10月の脱線事故はその原因が急カーブでの速度超過という福知山線脱線事故(05年)を想起させる内容。死者18名、負傷者215名という大事故だが、その脱線事故があったのがまさに蘇澳(正確には本線の蘇澳新駅を出たカーブ)。温泉もだが、自強号にも興味があり、往路は普悠瑪号(ぷゆま号)という日本車両製造の列車。運賃も2時間弱特急に乗って2千円弱と安い。ここでは冷泉が有名で、夏などは天然プールにもなっている様子にて夏場は混雑するのだろうが、冬場はさすがに閑散。ホテルの温泉も源泉で温泉用と源泉(冷泉)用の2つの浴槽があるのだが、冷泉用にはとても冷たくて入れない。源泉は透明だが、加熱すると赤褐色になるものでやや鹹味のある炭酸泉。台湾では温泉成分表がないので詳細は不明だが、温泉感は十分。ここに限らず、台湾の温泉は詳細な泉質よりももっと大雑把にこれこそ温泉!という「温泉感」が求められるのかエッジの効いた温泉が多い印象。一人1万円もしない宿泊料でプライベート温泉。湯はいつでも差し替え可能という素晴らしい環境で外を見やりながら入浴するも、炭酸泉のせいか加熱して炭酸が抜けているとはいえ、浴後はかなりのポカポカ感が残り、そう何度も入浴できず。タクシーで15分ほどの漁港では海鮮が激安で食べられ、また台北とは違った素朴な街並みもあり大変好印象。

 

※冷泉の露天公衆浴場。足元湧出なのか浴槽底は玉ジャリで温泉の透明度も高い。


突然リーダーから招集がかかった4人。それと同時に立ち上がったのが「クロコに出るバンド」という名のチャットルーム…。依然として状況がよく把握できぬまま指定の新宿・歌舞伎町に集合。ある人は500キロ弱、ある人も100キロ超(いずれも直線距離)の道のりから結集。さっそくカラオケルームで部屋に籠ると、その場で渋谷クロコダイルでのライブ日程が告知。みな日程に支障はないが、よく見ればPinoCoライブの前週…。その後は一度マイクを握ることもなく、iPhoneをプロジェクターに接続してひたすら選曲会議。皆、老いてすっかり円くなり、この手の音楽から縁遠いと思いきや学生時代の音を聴くと俄然、当時の熱狂が甦る…。そして熱狂のまま学生のような野心的な選曲が決定!「え?大丈夫か?」と冷静になる機会も与えられぬまま、宣材として記念撮影。カラオケルーム従業員たるお姉さんに撮影を依頼するも、なんだか異様な雰囲気の5人男性グループにも怪訝なる顔ひとつせず、商業的笑顔での撮影タイム。きっと”どんな関係の5人?”って思ってるに違いないと独りソワソワしたが、リーダーはいつもの自信タップリの笑顔でパチリ。まさかグリグリの音楽をやるとは、このお姉さんには絶対に想像できないに違いない。かつてSide Stepsが定禅寺に出演したときに「ステージに出てきたのはフツーのおじさん達でした。しかし、演奏を始めると…」と書かれた時のように…笑。結句、バンド名の議論は全く話題にさえのぼらず、無頓着なのは学生当時そのまま。その後は夜の歌舞伎町に繰り出して飲酒の流れだが、ちょっと歌舞伎町はコワイので西口まで移動。なぜかその店だけ客が無人の居酒屋で宴会し、そのまま皆大人しく帰宅。その後、1週間も経たないうちに音源や譜面がチャットルーム経由で続々と…。当時の習慣から、超絶困難な部分がないかを思わず一聴してまずは確認…笑。
なお、余談ながら久々の新宿で会議前にディスクユニオンのプログレ館に立ち寄るも、Side Steps「Verge of Reality」新品を発見!しっかり日本プログレ新品棚に陳列されており、記念撮影も考えたが店内撮影禁止のため断念…。
※プライバシーのため、一部モザイク処理をしています。

 


金螞蟻樂器中華店
前回訪問した金螞蟻楽器の中華店。この付近、台湾の渋谷たる西門付近だが、その北側にはオーディオ街が形成されていることを今回発見したが、お目当てのこの楽器屋、マップ該当地に行ってもなかなか見つからない…。もしかして空中店舗かと思って2階を見て発見!するもどのように到達するのか不明。考えられるのはこの何の変哲もない扉を開けて2階に上がることぐらいだが、開けたところには門番のオッサンが2名常駐。入って上がろうとするも門番が何か言ったようだが、扉を閉めてくれてアリガトウと言っている様子。階段を上がると目指す楽器屋はあったが、こちらは圧縮陳列系。床にもギターのソフトケースが散乱しており、文字どおり足の踏み場のない状態だが、ベースコーナーがあって量が充実。瞬間で目を引いたのがCortのジェフ・バーリン=モデル!28.6千元(14.3万円)となんだか安い。よく見えれば「年終清倉特売」と記載、意味はわかる。写真とってよいかと聞くに「こんなに汚くてよければ」と親切。この乱雑さに自覚があるのが素晴らしい。前回もそうだが、この金螞蟻楽器はベースの品揃え良し。フォデラ5弦(100万円)やサドウスキーも数本あって大変充実している。店内にはベースに弦を張ってもらっている若者もいたが、楽器を見てみればFGN(フジゲン)。日本製愛好者がここにもいて素晴らしい(が、弦は自分で張ったらいかがか…とも)。エフェクトも相応に在庫していてなかなか良し。雑然としているのは前回と同様でこの楽器屋のカラーにて好印象。雰囲気はなんだか下倉楽器のよう(失礼?)。

 

※初見では入るのに絶対に躊躇する入口。よく見ると右下に楽器屋の小さい看板が出ている。

来たる4月18日(土曜)にライブを行います。場所は毎度の神戸チキンジョージ!5バンド出演ですが、今回はビビるくらい大人数バンド目白押し。我らより数が多そうな(写真判定による)バンドもあり、なぜか俄然やる気も出ようもの。

そこで今回のお題は「遠征とワタクシ」。

これまでの遠征歴は①水戸、②仙台、③京都、そして④神戸(東京に近い順)。②の仙台以降は詳細な記載があるのでそちらをご覧いただくとして、最古かつ記録がないのは①水戸。録音どころか写真さえ無いなか、記憶を辿ればそれは2001年のこと。ライブハウス名は不明、位置は南町1丁目のビル地下だったがGoogleマップをみると今はもうない。AIに聞いても回答がない。当時オープン直前でとても広くて綺麗なライブハウスだった(調査するにClub99の前身だったかもしれない)。そこでSide Stepsの演奏に加え、矢堀さんとブレッカー兄弟「Straphangin’」と「Chicken」を演奏した記憶。なぜ、ブレッカー兄弟?とも思うが、米国留学から帰ってきたテナーサックスの方の帰国祝いだったようにも…。深夜3時くらいまでひたすら演奏していてラストの方で演った布川さん+矢堀さんDuoの「Dolphin Dance 」(Herbie Hancock)では思わず寝落ちしそうになった記憶しかない…。その後、激ねむの中、東京に帰るも「どうしても眠くてダメ…」となってSAで仮眠して早朝に帰京。今から思えば「あれは何だったんだろう…」と幻覚のよう。初回は演奏に気が向っていたが、その後の③京都、②仙台は演奏だけでなく観光も。再読するに③京都RAGなんか思い切り観光メインではないか…。神戸もそれに漏れず、街を散策して地理感はバッチリ。必ず前入りして充分観光して、翌日は演奏に集中!関西方面の皆さまのお越しをお待ちしています。また、遠征のリクエストもお待ちしております(笑。

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日時:2026年4月18日(土曜) 15時開場 16時開演

場所:神戸チキンジョージ

チケットはPinoCo FBまでご一報を

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ご参考までに、以下は昨年の神戸チキンジョージでの演奏です。今回も新曲含む意欲的な選曲…。

 

 

 

 

 


豪華楽器
異国の地での楽器屋巡りはグーグルマップ必須ながら、落とし穴が…。検索ではさまざまな楽器屋風な店舗が抽出されるが、検索するほど細かい(=検索・参照頻度の低い)ものまで抽出される様子。なかには台湾の民族楽器専門店や音楽教室等も出てくるので、実際の写真をみながら内容を確認しないと落とし穴にスッポリ堕ちる。それはここ豪華楽器。漢字を解せる日本人には非常に興味をそそられる名前を見て訪問。台北駅前の新生三越の中にある。百貨店たる三越の中に楽器屋?と思うが、ギター等が置いてある様子なのでイメージしていたのは日本のショッピングモール内にある島村楽器のような店舗。何階にあるのか情報が見当たらず、エスカレーター案内板を見ながら最上階のレストラン街まで行き、下る途中に店員に聞いてやっと到達…したが、あるのはウクレレや電子ピアノ、バイオリンを取り扱う楽器コーナー。228紀念館から急いで来たのにと泣きながら滞在時間10秒程度で撤退。なお、台湾白色テロを記録した228紀念館はダークサイド・ツーリズムでは訪問必須(入館無料)。中の写真を撮ってもいいか?(英語)と窓口で聞くと老齢なる学芸員から「日本人?」と日本語でご下問。なぜ来たの?と問われ、どこまで政治信条を述べて良いか慌てるが、日本語の説明文はないとのこと。英語でOKといって1時間弱かけて全館見るが、出口でまた学芸員に捕捉さる。しきりに感想を聞かれるが思わず、蒋介石はダメですね、と言うや我が意を得たりと学芸員は感心し、そこから10分ほど立ち話。日本語も大変上手でまさか日本統治時代のご年齢の方でもなく、帰りはご丁寧に出口まで見送ってくれるが、それを側から見た台湾人と思しき来館者たちは「どこのVIPか?」と不思議そうな表情。

 

※228紀念館。もとは日本統治自体の台湾放送局(ラジオ)。展示物では処刑前日に書かれた妻宛の日本語遺書が胸を打つ。


海国楽器 台北旗艦店
温泉も楽器屋もそうだが、それを目指していくため、普段であれば絶対に行かないような場所に自ずといく必要があるのだが、今回の楽器屋は古亭なる駅へ。屋号のとおり「旗艦店」(ブランドイメージの訴求や、販売戦略上で重要な役割を持つ店舗)とあるので期待は膨らむ。駅から徒歩数分で到着。雨混じりの天気で灰色の空だが、台湾では建物の1階部分に「騎楼(きろう)」と呼ばれるアーケード的な軒下が広く普及しており、小雨なら傘は不要。不必要な段差があったり、バイクやモノが置かれていて最短距離では歩けないけれど…。目指す楽器屋の外見はグレーで統一されてなかなかオシャレで空の色とマッチ。古い台湾建築の1階をリノベーションしている様子で、看板には「since 1976」と表記のある老舗なのだが、ギターとベースの取扱がメインで鍵盤やドラムはなし。とはいえ、ギター9:ベース1の具合。楽器のほとんどが壁掛けなのがスッキリした印象を生むが、置いてあるのは老舗のためかフェンダー…ほとんど一瞥で全容がわかる。エフェクトはZoomとアイバニーズ、マーシャル、そしてここでもフェンダー…。もしかすると台湾でのフェンダーの正規代理店なのかもしれないが、強烈フェンダー推しのため真新しさや意外は発見は一切なし。店のお兄ちゃんはなにか話しかけたそうだったが、こちらが英語を話したのでちょっと躊躇している様子。古亭まできて滞在数分で駅へと戻る。

PinoCoライブのご案内です。ショートのYouTube映像をご覧のうえ、是非お越しください。

 

 


新麗声楽器行
勝手に「台湾の渋谷」と呼んでいる西門にある楽器店。こちらで衝撃なのは入店時。入店した瞬間にアコギがコードで「ジャーン」と鳴るのだが、どう聞いても生音…。こちとら、当方の入店と同時にたまたま楽器店内で試奏している人がコードを奏でたものだと直観的に思ったが、どうやら違う…。と、ふと入店後にドアを見ると…なんとドアの上にモノホンのアコギが逆さまに置いてあり、ドアが開くとドアに取り付けられているピックがアコギの弦をじゃらんと弾く仕組み!こんなの初めて見た(下部写真参照)。面白いのでドアの開閉速度を変えたりして何度か遊んでやろうかと思ったが、あまりに子供じみており日本民族の名を汚すといけないと思い、思いとどまる。こちらは意外にベースの取扱が多いが、さらに意外なのはSireのマーカス・ミラー・ベースが非常に幅を利かせている。それだけで10本ほどあって他を圧倒しているが、タイガーメイプルトップ、ピックガードがないナチュラル色の5弦でTWD65,600=32.8万円(おそらく日本では21万円程)となかなかにお高い。エフェクトは一通り揃っており、日本製は圧倒的にBOSSだが、それ以上に外国製のペダルが多い。じっくり見ていると、珍しいのか店主と思しきおばちゃんがも無言で寄ってくるのだが、入店時のアコギといい、マーカス偏重の品揃えといい、なんだかクセがある感じで好感。

 

※初めて見たアコギを贅沢に使用したドア・アラーム。ピックを2枚使用しているのはショートディレイ効果的な?

 

【過去リンク】

台湾楽器屋事情(1)(2)(3)(4)(5)(6)

高湯温泉 玉子湯(福島県福島市)
再訪。だが、こちらの玉子湯は初訪問であって高湯温泉郷には何度かの訪問歴あり。このあたりは典型的な硫黄泉で車で向かう途中から臭気がくるほどだが、その特有の臭気はごく一般的に「玉子の腐ったような匂い」とも称される。が、玉子の腐った匂いを実際に嗅いだ人は世の中にどの程度いるのであろうか。冷蔵庫に入れておけば相当期間長持ちするし、まさか常温保存ということもないだろうから、そのような匂いと言われても検証しようがないのになんとなく意が通じてしまうところがスゴイ。湯は典型的な白濁温泉にて、泉質は酸性・含硫黄(硫化水素型)-アルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉(硫黄泉)だが、本来、硫化水素それ自体に匂いはない。そのため、このタイプの温泉では事故も発生しており、有名なのは秋田の泥湯。なお、硫黄それ自体にも匂いはない。なぜか毒物劇物取扱責任者の資格を持っていた当方が言うので間違いはない。pHは2.7で結構なる酸性。そして玉子湯で有名なのは、明治元年に建てられたというこの湯小屋「玉子湯」。茅葺き屋根で築150年以上ということだが、中はエラく狭い…。当初は大きな湯船が一つだけあったものと思われるが、今は男女別に壁で仕切られているため、実質2~3畳程度しかない。そこに名物とあって多くの入浴客が押し寄せるものだから常に芋洗い状態となる。なお、大正元年の湯小屋の写真ではすでに入り口は男女別に2つあるので、相当前に割ったのだろう。脱衣所も浴室内にあり、法師温泉のように完全一体化していることから、着替え環境も悪く、正直言って決して良好な環境ではない。その付近に野天岩風呂もあるし、泉質面では内湯の鮮度がよいことから、話のネタとして入る程度がよろしい。