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LOVE 
    第一章 “二人の男子”


なんで今頃気付いたんだろ。

幼稚園の頃のあの恋、今でも忘れない。

その恋は、幼稚園の年中から始まった。

『よっちゃん(よしき)おはよ!』
いつものバス。
『夢乃ちゃんおはよ。』
『あ!魚の歌ながれてる♪』
『ほんとだ。』
『あっよっちゃん!指遊びしよ。』
『OK!じゃあこれが婆で…。』
『あ!着いたね。』
『あ、ほんとだ。』
『ブロックでおうちつくろ!』
『僕上手く作れないから絵かく。』
『そっか。』

しんちゃんがひょこっと顔を出す。
『じゃあ僕とやろっ!』
『うん!』
『後でね!夢乃ちゃん!』
よっちゃんってつまんない男。

『しんちゃん、どんな形にする?』
幼稚園のブロックは大きくて、自分より大きい。
『お城!』
『うん!じゃあうちお姫様!』
『じゃあ僕王子様だね。』

しんちゃん、楽しいなぁ。

『出来たよ、夢乃ちゃん。』
うち達ののったバスは早バスだからみんなより早い。

広い体育館にはあまり人がいない。

『夢乃ちゃんこっち。』
『なに?』
お城の一番かくれてる部分(中心)につれてかれる。

何だかわけの分かんないきぶん。

『ちゅうしよ。』
しんちゃんのちゅうしたほっぺが紅くなる。
『おおーいしんのすけ!』
ちょうどつばさがくる。
『あっ、つばさくん。』
つぱさくんって冷たい子だなあ。
積み木のてっぺんにたってるうちとしんちゃん。
『おりよ。』
しんちゃんはとびおりた。
『おいで!』
『ぎゃ!』
落ちたとき、つばさの顔はめっちゃあかくなってた。
『ご、ごめん。』
『大丈夫?』
『うん。』

しんちゃんのちゅーとつばさの顔が脳裏からはなれない。

『よっちゃん、あみだくじやろ。』
『いいよ。』
はっきり言ってその時のよっちゃんの言葉は覚えてない。