第十六章 “翼”
『ひっく…ぐすん。』
部屋の中に泣く音が響いた。
『ママァっパパァ。』
私は裏切られた気がして、
悲しくて涙が溢れた。
力が抜けて、ベッドに崩れ落ちた。
私は外にでる気力すら出なかった。
『姫様、ご飯…』
『いらない。』
私は食べ物も喉をとおらなかった。
そんな事が続き三日目、私は決心した。
もう、泣かない。
とにかく、廊下にでた。
廊下の中心にあるホールで、王子とすれちがった。
『ご飯たべてないんだってね。体にきをつけて。』
返事をしようと思った。
『うっ…。』
視界が歪んで頭が真っ白になった。
『姫君!しっかりして!』
かなり時間が経ってから、目が覚めた。
『姫がお目覚めです。』
そう一人のメイドさんが言った。
みんなは私のもとに集まった。
王様は私をしばらく見て、
『美佳と悠の事がショックだったのだろう。』
『はい。』
王様の奥さんは安心した様に笑顔になった。
『ただの栄養不足と睡眠不足で良かった。』
『迷惑かけてすみませんでした。』
王様は立ち上がった。
『じゃあ皆の衆、立ち退け。』
『はい、王様。』
召使たちが自分の場所に戻って行った。
その後、王子だけは残っていた。
『君は人騒がせだね。』
『…ごめんなさい。』
『ったく、僕が守らなくちゃいけないだろ?』
『え?』
私が考える間も無く、王子は私を抱きしめた。
『自分を大切にして!』
『うっうん。』
その日から、私の心の中に『王子』と言う存在が出来た。
『ひっく…ぐすん。』
部屋の中に泣く音が響いた。
『ママァっパパァ。』
私は裏切られた気がして、
悲しくて涙が溢れた。
力が抜けて、ベッドに崩れ落ちた。
私は外にでる気力すら出なかった。
『姫様、ご飯…』
『いらない。』
私は食べ物も喉をとおらなかった。
そんな事が続き三日目、私は決心した。
もう、泣かない。
とにかく、廊下にでた。
廊下の中心にあるホールで、王子とすれちがった。
『ご飯たべてないんだってね。体にきをつけて。』
返事をしようと思った。
『うっ…。』
視界が歪んで頭が真っ白になった。
『姫君!しっかりして!』
かなり時間が経ってから、目が覚めた。
『姫がお目覚めです。』
そう一人のメイドさんが言った。
みんなは私のもとに集まった。
王様は私をしばらく見て、
『美佳と悠の事がショックだったのだろう。』
『はい。』
王様の奥さんは安心した様に笑顔になった。
『ただの栄養不足と睡眠不足で良かった。』
『迷惑かけてすみませんでした。』
王様は立ち上がった。
『じゃあ皆の衆、立ち退け。』
『はい、王様。』
召使たちが自分の場所に戻って行った。
その後、王子だけは残っていた。
『君は人騒がせだね。』
『…ごめんなさい。』
『ったく、僕が守らなくちゃいけないだろ?』
『え?』
私が考える間も無く、王子は私を抱きしめた。
『自分を大切にして!』
『うっうん。』
その日から、私の心の中に『王子』と言う存在が出来た。