第三章  「初恋」

部活、何にしようかな?と考えていたら、

「真一」と書いてある部活。

「バスケ部」に入った。

今日は部活の日。

部長の「美国 仁」センパイに話した。

「君、可愛いし、料理上手いらしいから、マネージャーでいいよ」

「ありがとうございますっ」

マネージャーは練習中暇だなーっ。

真一すごい。ダンクなんて出来るんだ。


「はい。終了。」と仁センパイが言うと、みんなが散る。

マネージャーは後片付け。

真一は「由梨、待ってるからな」と言って走ってった。

手伝ってくれないんだ。

寂しいな。

「大丈夫?手伝うよ。」

優しくて低い声がした。

誰の声だろう。

真一はもっと高い。

「ありがとう。」と言うのと同時に後ろを向く。

優しい目をしたカッコいい人だった。

バスケ部 副部長。平野 芯 センパイ。


「真一君と付き合ってるの?」

「ううん。血のつながっていない兄妹なの。」

「そーなんだー。」

「手伝ってくれて有難う。真一待ってるからいくね!」

「あっまって。メアド教えて!ケー番も。」

「うん。」

「はいっ!じゃーメールするねバイバーイ。」


私にはもう分かっていた。私は彼が好きだ。

こんなにも嬉しくて、ドキドキするのは初めてだから。


その日の夜。電話が来た。

「もしもし?芯だけど。ちょっと聞いてもいい?」

「あ、いいですよ。」

「なんで、真一君とKISSしたの?」

「あぁ。私バイリンガルで。初めて真一に会ったとき挨拶代わりにKISSされたんで。真一にはしていいもんだと。」

「そうなんだぁ。」

「はい。」

「そういうの勘違いされやすいから、やめたほうがいいよ。」

「センパイがそう言うなら・・・。」

「あはは。芯でいいよ。」

「じゃぁ、私お風呂はいるので・・・・」

「うん!メールするね。」

「さよなら。」


こんな短い電話でも嬉しい。


お風呂上り。芯君にメールしてみた。

「明日の部活の差し入れ何がいいですかぁ?」

「オレはレモンの砂糖漬けが好きだけど、みんなはフルーツポンチの方が好きだね。」と、すぐに返信がきた。

「芯君は、フルーツポンチだめなの?」と聞くと、

「くどい物はどうもねーっ」という返信が来た。

「よぉーしガンバルゾ!」と返信すると、

「作れるの?凄いねっ」と褒めてくれた。

気合満タン!でも、芯君は普段無口なのに。

本当に見た目どおりのひとだった。