Heloo Giri



第一章 「帰国」


13年前、三歳の時。父と母は離婚した。

私は父に引き取られ、アメリカへ。

アメリカで父は国の人と結婚。

しかし、父は他界してしまったのだ。


血のつながっていない母と過ごすのも嫌なので、

13年前から会っていない母のいる日本へ帰る事にした。


「由梨本当に行ってしまうのね。」と、母と親友のローラ。

ローラには、「メールするよ。」と伝え、飛行機へ。


母から届いた手紙を読みながら、会うのを楽しみにしている。

「妹の美姫がうまれましたよ。」とか。「裕が交通事故で・・・」とか。


裕兄さんが他界したと聞いた時は、悲しくてしょうがなかった。

裕兄さんは、優しくしてくれたから。

最後に会った裕兄さんは、5歳で、小さくて可愛かった時。

帰ったら手を合わせよう。


そう考えているうちに日本に到着。


空港で母を捜していると女の子が泣いていた。


「ヘイガール。どうしたの?ママはどこ?ダレをさがしているの?」

ついクセで「ヘイガール」と呼んでしまった。

女の子は笑顔で「アメリカに行ってた由梨って言うお姉ちゃんをさがしてるの」

私?そうか。この子は美姫ちゃんね。

「私が由梨よ。あなたは美姫ちゃん?」

「うんっ!」

会話しているうちにうしろから人が近よってきた。

美姫ちゃんは、「ママー」と言って抱きついた。

美姫ちゃんのママって事は、私のママ?

先に抱きついてきた方はママだった。

「キャー由梨!美人さんになったわね。」

おしゃべりしながら家に帰った。

裕兄さんにも手を合わせた。


新しいパパにも挨拶をした。


「HELLO」

つい口癖で言ってしまう。

パパはニコッと笑って、

「ハローガール」とカタコトな英語でいった。


私も、「Hello father」と笑顔で話し、アメリカであった事を話した。


パパが、ドアが開いた音を聞いて、口を開いた。

「あ、そうそう。紹介するネ!パパの連れ子、真一でーす。1コ上!年上!」


真一君が、こっちを見てパパに耳打ちしている。

パパは「やってみれば?」と言った。


私が、ボーっとしていると、「挨拶するね。」といって、

ほっぺたにKISSをした。

私はバイリンガルで、あっちの環境に慣れているのでお返しのKISSをした。


すると、真一お兄さんは、顔を真っ赤にして、部屋に戻った。

パパとママは、「ふふっ」と笑いながらソファーに座った。

そして、「明日から日本の学校よ。」と言って、制服を出した。

私は、「OK!ありがとう。」と言って部屋に戻った。

時差ボケで今日は眠たい。とにかく今日は寝よう。