じーちゃん | Heart-po-po

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ブラックタンのチワプーpopo♂との日常を綴ります

祖父のお見舞いにいきました

元気そうな顔を見てほっとしました


私は小さいころ、相当なジジババっ子でした

徒歩40分の道を歩いて会いにいったことも何度もありました

祖父は、少し見栄っ張りで子供っぽくてわがままなところもあるけど、豪快で楽しいことが好きな面白い人です
小さな鉄工所を経営していた祖父の車に乗って会社や、取引先についていくのが好きでした

取引先に行くときの祖父はいつもに増してご機嫌で、私のことをいつも自慢していました
人見知りだった私は、祖父以上に豪快で社交的なおじさんたちにたじろぎながらも、必ずついていっていました

お小遣いをもらって背中を踏むのも、好きでした
「お前の重さがちょうどいい、あ~きもちい」
と言って、すぐいびきをかいて寝てしまう背中を、約束の時間よりちょっとだけ長く踏んであげたのを、娘に背中を同じように踏んでもらいながら、ふと思い出したりします


祖母から、いろいろな話を聞くのも好きでした
戦争の話、民話、たくさんの物語…
まだ面白い話してとせがむ私に、「一匹の白い犬がいました。尻尾も白かった。尾も白い話~」と金歯の光る歯を見せてニッカリ笑う顔が大好きでした

とにかく甘いものが好きで、納豆にも豆腐にも砂糖をかけていた祖母
牛乳寒天をいつも出してくれるけど、実は苦手で、だけど食べると喜んでくれるから一緒に食べるうちに好物になって、
なんだか、いまおもうと、祖母はいつも台所にいたなぁと思います

祖母はいつも必ずあの家にいて、いつも変わらなくて、いつも、受け止めてくれました


祖母のまえだとぶっきらぼうな祖父だったけど、毎日を普通に暮らしていくのが生活で夫婦なんだなぁと二人を見ていて思ったし、こんなにずっと一緒にいれてすごいなぁと思ったし、二人を見ているとなぜか安心しました

夏休みにいとこたちと集まって、近所の祭りにいく日はとても楽しみな1日でした

それから、なにかにつけ、みんなで夕御飯を食べにハンバーグ屋さんに行くことも

記憶はどんどん薄れて、いい想い出もきっとたくさん忘れてしまっていると思うけど、
あの頃、とても幸せだったんだなぁと懐かしく思います

家では、7つ下の妹がまだ小さかったり、母もいろいろ大変で寂しい思いもしたけど、
祖父母がいて、私は幸せだったと思います

冬の朝、トイレにいったあと凍えて布団に潜り込んで、祖母に抱きつくと「おーさぶさぶ」と言いながら、背中をさすってくれました

家ではお姉ちゃんでいなきゃいけなかったし、学校でも自分の演じる役割みたいなキャラクターがあったり、でも、私はほんとは寂しがりだし怖がりだし自信もないし焼きもちやきだし、自分のことがあまり好きではなくて…
だからこそ、いつも信じてくれて、味方でいてくれて、絶対的信頼のできる大人がそばにいる安心感は、とても大きなものでした

私が大きくなって、逆に祖父母が小さくなって…
その頃の私は金髪に近い髪の色と派手な服のいわゆるギャルだったけど、今一緒にでかけたいと思って、公園や旅行、いろいろなところへついていきました

本当は、そんな格好やめなさいと言いたかったのかもしれないし、一緒にいて恥ずかしかったかもしれないけど、一度もそれは言わず、一緒に行くのを喜んでくれました

あの頃、一緒にでかけられてよかったなぁと本当に思います
本当に、今は今しかなくて、できるのも今しかなくて、大切な人といつまでも一緒にいられるわけではなくて
時間も無限にあるわけではなくて

それでも、祖父と会ったのはひさしぶりで、
会うと、やっぱりもっともっと会いたい会わなきゃって思うのに、会おうと思えば会いにいけばいいのにって思うのに、
祖父と会うのは少しだけこわくて、会ったあとは切なくなります

忘れないように、記憶にのこすように、一緒に過ごせる時間を胸に焼き付けて、帰ってきました

私にできることは、祖父母から受け継いだ命を大切に、祖父母の娘である母や妹や娘を大切にすることだと思いました




そして、悲しいことがあったり怒りに飲み込まれそうになったとき、ひとつのことしか考えられなくなったときは、こうしていろいろなことを思い出せるようにしないとなと思いました
みんな、一人一人に大切な人がいて、悲しいことがあったら悲しむ人がいると思うと、優しくなれる気がします

私が変わったり我慢すればいいことはして、小さなことにこだわったりしないで、もっともっと大事なことをみつめて、
物事から逃げたり、人のせいにしたりせず、毎日をきちんと生きていこうと思いました

平凡な毎日を、笑って暮らしていた祖母のように、欲張らず、物事のいい面だけを見て、笑って暮らしていこうと思いました




じーちゃん、まだ、ばーちゃんのところへは行かないでね
ずっと長生きしてね