12月24日
昨日は、群馬ヴィオールコンソート第18回目の例会でした。(2023.12.23.Sat.)
高崎市音楽センターシンフォニーホール 於
9:00~17:00
今年最後の弾き納めということで、午前中は櫻井さんに加わってもらって、①フランツ・クサヴァ―・グルーバー /Franz Xaver Gruber (1787.11.25-1863.6.7) の「Silent Night 聖夜」(バスのパートは開放弦で弾ける編曲版)と②トワノ・アルボー/Thoinot Arbeau (1520-1596) の「Pavan」(Belle qui tiens ma vie) 4声版を演奏する。櫻井さんの弾くバスの音が、きれいに響きました。
午後は、仕事があるため櫻井さん、中座する。
高橋さんおすすめの店で昼食を済ませて、午後は、高橋、針谷、白石で次の3声の曲を練習する。
③ウイリアム・ローズ / William Lawes (1602.5.1-1645.9.24) の
AyreNo.1. VdGS。No.320
ローズはイングランドの作曲家・宮廷楽師。こんにち、3人から6人までの奏者によって演奏される、ガンバ・コンソートのための精巧なセット(組曲)によって名を残しています。(Wikipedia)
「演奏したウイリアム・ローズの曲ですが、イギリスViola da gamba協会が出しているthematic Index では、曲名はAirとなっていてVdGSの整理番号で320です。オックスフォード大学の図書館や大英博物館の図書館に手稿譜があるようです。詳しくは、https://vdgs.org.uk/thematic/La.pdf
の22頁を見て下さい。」(文:高橋)
④ウイリアム・バード/ William Byrd (1543?-1623.7.4)
Fntasia.No.1&No3、Kyrie (Mass for three voices)
バードは、イングランドで活躍したルネサンス音楽の作曲家である。「ブリタニア音楽の父」 (Brittanicae Musicas Parens) として現在イギリスにおいて敬愛されています。
針谷さん持参の3声のFantasia No1,No3,そしてラテン語による3声のミサ曲は、バードの代表作に数えられていますが、今回は、初見での演奏。Fantasiaは、ひとつの提示された旋律が他の声部に模倣されていくのが特徴。Kyrie(憐れみの賛歌)は、曲の出だしの美しさはまさに天上の音楽といっていい。静かで、心が洗われるようだ!!本来声楽曲であるが、コンソートとしても十分楽しめる。
今年は、バードの没後400年のアニヴァーサリーイヤーでもあったのだ!! これで、弾き納めに「バード」を弾くことが出来ました。
最後に今年1年の締めとして、⑤トーマス・ルポ / Thomas Lupo (1571.8.7-1627.12.?)の Fantasia meyer No.14 を演奏する。この曲は、最初の頃は、途で落ちたりで最後まで弾けなかったが、回を重ねるごとにだんだん合うようになって、少しずつ弾けるようになりました。
来年は、もっとコンソートを楽しみ。良い演奏をしたい。遠方より来て下さった佐久古楽のみなさん、来年は、また交流会をしましょう。応援して下さった皆様有難うございました。メリークリスマス!そして、良いお年をお迎えください。
ガンバの世界にお誘いいただき、またお仲間に入れていただきありがとうございました。楽器をイチから始める、という経験はとても素敵なものでした。なかなか練習する時間が取れないのですが、それでも温かく接してくださって感謝です。
来年は少しずつ良い音がでるように、そしてアンサンブルの楽しさを味わえるようになりたいです。(今でも十分楽しいですが)
12月16日
昨日、C.F.アーベル生誕300年記念の「バッハ=アーベルコンサート」に行って来ました。出演者は、ヴィオラ・ダ・ガンバ品川 聖さん(独奏)と田中孝子さん、チェンバロが西野晟一郎さん。
会場は、中野のSpace415。
オープニングのハ長調WKO141を聞いた瞬間ハッと思いボーイングを見ながらつい聞き入ってしまい、1楽章が終わるまで、頭の中で音符を口ずさんでいました。というのもこの曲(「ヴィオラ・ダ・ガンバのための6つの易しいソナタ」より、ハ長調WKO141)は、なんと今年の7月から田中先生にレッスンを受けている曲でした。まだ全楽章を上手く弾けませんが・・Easy Sonata とありますが、アーベルのエッセンスが詰まった作品で、とても単純で平易な作品とは思えない。私のようなアマチュアでも弾くことが出来るという意味では、楽しめる曲だなあと思いました。
そして、ベルリン・ソナタと呼ばれるWKO150、(「ヴィオラ・ダ・ガンバとバスのためのソナタ」より 第2番ホ短調WKO150」)は、冒頭からメランコリックな旋律が現れ、情感豊かにたっぷりと緩徐楽章が演奏され、もう最後まで釘付けでした。プログラム3曲目は、「ヴィオラ・ダ・ガンバのための27の小品」(無伴奏)より WKO205、209、208。細やかに音を紡いでいく品川さんの演奏に魅了されました。休憩の後、西野晟一郎さんのチェンバロ独奏。ヨハン・クリスチャン・バッハ(ヨハン・セバスチャン・バッハの末の息子)の「鍵盤楽器のための6つのソナタ作品5より第6番ハ短調」。曲は、父親や兄カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(ベルリンのバッハと呼ばれている)の影響を強く受けているとされるが、どことなくロココ風な趣味を感じました。
西野さんは現在、ソロや通奏低音奏者として幅広く活動されているほか、クラヴィ―コードの演奏活動にとりわけ力を入れているとのこと(プログラムより)。最後に、「ヴィオラ・ダ・ガンバのための27の小品」より、WKO189,196,194 に続いて、「ヴィオラ・ダ・ガンバとバスのためのソナタ」より、第2番イ長調が演奏されこの日のプログラムがすべて完奏?クリスマスが近いこともあって、アンコールにSilent Night(聖夜)が演奏されました。トレブルガンバ(品川)、バスガンバ(田中)通奏低音(西野)、3声版の楽譜使用。
終演後に西野さんが淹れて下さった珈琲とても美味しかったです。有難うございました。
品川さん、田中さん、西野さんお疲れさまでした。今度、是非群馬で演奏会を開いてください。
こちらこそバッハ= アーベル•コンサートにいらして下さり、本当にありがとうございました。ぜひ群馬でも演奏させて頂けたらうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。
昨日は、群馬ヴィオールコンソート第17回目の例会でした。(2023.12.10.Sat.) 高崎市音楽センターシンフォニーホール於、イベントがあるため、有料駐車場を利用する。開始時間を大幅に遅れることおよそ30分経過後練習開始。(参加者4名)
練習曲
①Une Jeune Fillette(若い娘):Old French Song
②Pavane,Les Bouffons (from Orchesographie):Thoinot Arbeau (1520.3.17-1595.7.23)
③All in a Garden Green : An English Air (16th.century)
④Magnificat(我が心、主を崇めよ):Christobal Morales(1500-1553.10.7)
⑤Fantasia (Meyer No.14) : Thomas Lupo (1571.8.7-1627.12.?)
素敵なお取り組み
お続け下さい〜♬
藍原 ゆき さん あたたかいコメントをいただき、とても励みになります。有難うございます。