2020年の3月までずっと旅を続けてきて、自分なりに色々な見識を広げてきました。
でも旅ができなくなる2年ほど前から、旅をする目的が薄くなっていたのは事実です。
自由を得て日本を飛び出した頃とは、明らかに高揚感や新鮮度が低くなっていて、海外にいるのに単調な生活をしているという感じになってしまっていました。
それから行きたくても旅ができない状態が続いて感じていることは、以前の状況は何事も当たり前ではなくて、恵まれていて、とても有難いことだったんだということです。
当たり前に感じていることは本当はとてもありがたい。
空気とか太陽にも感謝です。
今年もお祭りや花火大会も軒並み中止ですが、例年なら行事がないことで、寂しい気持ちになったり、夏を十分に満喫できていない気持ちになるようなこともなかったと思います。
もし世界が元に戻るなら、もしくは新しい自由な世界になるなら、その毎日は有難いものなんだと感謝して生きていきたいと思います。
もちろん、このコロナの期間も特殊だけど、有難いことだと認識することによって、何をするべきか、何を磨くべきか、何を得るべきか自ずと決まるのかなと思います。