満月に向かって吠えるのは狼男!ですが・・・。



高速を走っていてビルの間から突然、大きなお月様がのぞき、


びっくりしちゃう様なきれいな月夜。



何故か急に、無理を承知でカレに「会えない?」と携帯から電話。



仕事中の彼は「どうしたの?急に?」と不機嫌な声。


「今日!会いたいの!」


「勝手だなあ。無理言うなよ。今週仕事が大変なの知ってて、何だよ。


それにさ、週末は一緒に、温泉に行く約束だろ? 待てないの?」


「待てない!今!会いたい」




そんなワガママを言いたくなる「夜」ってありませんか?



女が、急に!「人恋しくなる夜」「怒りっぽい夜」「しんみり・・・の夜」


「ただただ、部屋や引き出しの中を、全部整理整頓、お掃除したくなる夜」


「電話やメールしまくりの夜」もちろん!「食べてばかりの夜」と、


女の子なら「ある!ある!」・・・でしょう?



そんな気持ちになるのは繊細な?私たち「女」だけではなく、


ブドウの木も同じ。



そんなブドウの「心と体」と、理解して造った


ニコラ・ジョリー氏のワイン」飲んでみませんか?



「わがままだな~」と言うだけの「分からず屋の彼なんか抜きで!




フランス、ロワール地方のクレ・ド・セラン、


シュナン・ブラン種ハチミツのような甘い香り、


柑橘系、アプリコット、火打石など、


飲む前、早めに抜栓し、


少し時間を置いて空気に触れさせてから飲むのがお薦めです。



12世紀、ロワール河北岸のサビニエール地区に、


シトー派の修道僧によって開墾された、由緒ある畑。



最近「ビオデナミ」という「有機農法」の、もう一歩先の造り方をしている


ニコラ・ジョリー氏のワインで有名です。



ブドウの樹も生き物です。


月の満ち欠けに合わせて、枝を切ったり水を与えたり、


地球の呼吸に合わせた育て方をします。



ちなみに「バイオ」は生命、「ダイナミックス」は力学を意味する。


バイオダイナミックス(ビオディナミ)とは、


1920年代に、オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱。


農薬や科学肥料を使用せず、土壌の活力を取り戻し、


太陽や月の動きが、環境に及ぼす影響を考慮しながらワイン造りを進める。



有機肥料を使うだけででなく、自然に働きかけ、


土地が本来備えている力を、引き出そうという考えです。



おまけ・・・。


「頭が痛くなった時に鎮痛剤を飲むのは科学農法で、


ハーブティーなどを飲んで直そうとするのが有機農法。



ビオディナミでは、頭痛の原因を突き止め、体を根本的に改造しようとする。


これをブドウ畑に置き換えると、


害虫がついたら農薬をまくのが科学農法で、


天敵となる鳥の巣箱を設置するのが有機農法。


ビオディナミでは天敵の繁殖を促す植物を植えるなど


自然環境作りに取り組むこと」



有機・無農薬の農法というだけでなく、「自然と調和」する農法。


そんな造り方で造られたワインは力強くのびのびした味です。



有名な物には、


フランス、ロワール地方 ニコラ・ジョリーが造る数々のワイン。




恋に効くワイン







◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇   
       
     ワインスクール レコール・デュ・ヴァン 
     
       ワイン初心者からワインの資格取得を目指す方、

           多彩な講座 開講中!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

カンパイする相手は、写真の中で微笑むカレ。


無事に3回忌を終えた。



私とカレは学生からの仲良しだった。


お見合いで結婚した私の結婚式にも出てくれたし、


離婚した日も、友人みんなと励ましてくれた。


「人生の同志」みたいなかけがえの無い人だった。



ある日、メールで「時間がある時に飯でもどう?」


と、待ち合わせていたビストロ。


「俺、検査で引っかかって来週入院するんだよ」


「え~どこが悪いの?」



殺しても死なないようなガタイのいい彼。


病気の気配さえ感じられなかった健康体だったはずなのに。


入院後みるみる痩せて、見る影も無くなった。



ある夏の日、静かに息を引き取ったこと、ご両親から連絡が入った。


いつも助けてもらってばかりだった私は、結局何も恩返し出来ず、


通夜で会った友人達と一緒に、


いつでも仲間に優しかった彼を偲んで泣いた。



離婚した日に


「もう誰ももらってくれなかったら、一緒に老後暮らそうよ?」と酔って言うと


「いいね」と笑ってくれた彼。


写真の前で


「きっと、いつか又、必ず会えるから、どこかで待っていてね」と、


彼の好きな赤ワインをお供えしながら


「今まで守っていてくれてありがとう」と、一礼して、涙と一緒に飲んだ。




そんな大切な人を想う時に飲むワイン。


Ch.クレール・ミロン(フランス・ボルドー地方)。



愛する人への想いがこもっているワインです。


エチケットには、一組のダンスをする若い男女が描かれていて、


これは結婚式でのダンスだと言われています。



このワインのオーナーは、エチケットを毎年、


異なる偉大な画家が書くことで有名なCh.ムートン・ロッチルドも持つ


バロン・フィリップのワイナリーです。



英語読みで「ロスチャイルド」家(大富豪の一族)をフィリップ男爵は、


若干20歳で継ぎ、


最愛の妻リリーと娘のフィリピーノの3人で幸せに毎日を暮らしていました。



しかし、第二次世界大戦で、ユダヤ系の大富豪であった一家は迫害を受け


妻リリーは収容所で悲惨な死をとげてしまいました。



その後、復興したフィリップ男爵は、


様々な素晴らしいワインを世に出しましたが、


このクレール・ミロンのエチケットには、妻リリーとの楽しかった日々を想い


夢の中でダンスをしている二人を残したと言われています。






恋に効くワイン




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇   
       
     ワインスクール レコール・デュ・ヴァン 
     
       ワイン初心者からワインの資格取得を目指す方、

           多彩な講座 開講中!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



頑張ってきた1年近いプロジェクトもここで無事に終了。


仕事の上での、沢山の衝突やピンチも、


共に乗り越え、助け合い、補い合ってきた仲間との打ち上げの場所は


いつもの事務所。



「簡単に、パンとチーズや果物に合わせてワインを頼む」と、


ボスに言われたのでワインショップへ向かった。




自然体のボスらしい関係者も呼んでの内輪の打ち上げに合わせて、


私が選んだのは、


造り手のポリシーが感じられる手造り感の強いワイン。


造り手はマルセル・ラピエール。





11月と言えば、ワイナリーも収穫を終え、


農作物であるブドウの収穫祝いの意味も兼ね、


プリムール(新酒)を飲み、


長いブドウ畑での農耕作業の無事の終了を祝います。



そのある地方での新酒で、お疲れ様乾杯用のワインが世界中に広がり、


極東の地・日本でも今や夜中の12時を過ぎたら「乾杯☆」ができるのが


第3木曜日解禁のボジョレー・ヌーボーです。



沢山のボジョレの中でもマルセル・ラピエールが造るワインは


5つのこだわりがあります。


1、除草剤不使用。


2、酸化防止剤不使用。


3、フィルター不使用。


4、補糖しない。


5、天然酵母(ブドウの皮に自然に付着している酵母)使用。



とにかく「美味しいワイン」を造りたいのが彼の信念。


そのために、元気な畑で育てたブドウの樹からの収穫も、


すべて手作業で行います。



何となく丁寧に、いつも信念を持って仕事をしているボスと、


この造り手が重なったし、


みんなで1年掛けて、やり遂げた収穫に「乾杯☆」したかったから。




恋に効くワイン






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇   
       
     ワインスクール レコール・デュ・ヴァン 
     
       ワイン初心者からワインの資格取得を目指す方、

           多彩な講座 開講中!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇