恋愛日記~小説風味~
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初恋⑤

多分固まっていたと思う。緊張も加わって何も言い返せない桜に気付いてないのか…
それともそれを悟って緊張を解そうとしてくれたのかはわからない…

突然「な?そこおって?」

と言い残すと廊下の端っこまで小走りした亮。
その背中を目で追うように見つめていた。

「見ててよ(*´∀`)ノ♪」

そう言い残すと今度は今まで小走りしていた方向とは逆方向に走り出した。

どんどん近付く亮にビックリしながらも、それでも目を離さなかった。

バンッ!!

ものすごい勢いで両手を床につくと、亮の身体がフワッと宙に浮いた…

初恋④

「何?」

教室からニョキッと顔を出す男のコは、見たことのある顔だった。
…あれ?確か同じ部活の…

「たけさん、中園おるやんな??」

教室をチラッと見渡して頷いたたけさんが廊下に出て来ようとしたその時

「ちょ…たけさん、もちょっと教室におって?」

??

また頷くとたけさんは教室に戻って行った。

また二人きりになった廊下…
亮の方を見ると目が合った。

「部活一緒やんな?知ってる??」

えっ…嘘!?知らない…
でも…知らないなんて言いったら嫌われるかも…

咄嗟にそんな事を考えてしまった。

初恋③

「たけさーん!」

教室に向かって叫ぶ亮と同じ目線を教室に向けていた。ドキドキが止まらない。一目惚れなんて本当にあるんだ…
なんで何も知らないこの人を、こんなに想って苦しくなるんだろう…

桜はもうこの時自覚していた。
亮に惚れている事、惹かれている事を―――。