{詩]ステージ | こいこいみほっちの「たった一度の人生ならば」脊髄腫瘍記

こいこいみほっちの「たった一度の人生ならば」脊髄腫瘍記

脊髄腫瘍で2014年9月と2016年8月に手術、右手・右足がマヒしてます。
一度呼吸不全で死にそうになりましたがリハビリで日常生活に戻れるように頑張ってます。

ステージ 

人はみな

自分だけのステージに立っている

求めるのは拍手や賞賛じゃない

生きざまを見るがいい

日めくりのカレンダーが

はらはらとはがれ落ちていく

長い長い休みは終わった

もうそろそろ

蓄えた力を出してもいい時

背筋ぐらいしやんと伸ばして

ステージに立とうじゃないか




去年退院してデイサービスに復帰した時に、日常生活への期待を込めて書いた詩なのですが、過ごしていく内にしんどいことの方が増えて行ってこの詩を書いたことすら忘れてました。

先日のイベントの時に利用者さんの文章をまとめて同人誌にして販売するとのことで、書いたことすら忘れて預かってもらってた詩を改めて読んだら、自分の詩に自分で感動してしまったんです。
お恥ずかしながら。

我ながらええこと言ってるなぁと。

身体のつらさに負けて、甘えてばかりじゃないかってね。

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ところで、私達が作ったキャンドルやトートバッグ、作品たちが無事に売れたそうで、作品に魅力を感じて買って下さったことがとても嬉しいです。

作った人が健常者か障害者かは考えずに、作品の良さを感じてもらえるといいな、と思いました。