前に触れた胸骨変形防止プロテクターについてと、予防接種のことを書き残しておく。
おそらく必要な方は病院から案内があるのだろうと思うが、紹介までに。
胸骨変形防止プロテクター
確か、最初に案内をされたのは心臓の根治術をしてから退院するときだった。
そのときは簡単な口頭の説明のみで、作るかどうかは任意だと言われて作らなかった。
実際に作ることになったのは5度目の入院のときの勧めを受けてだった。
金魚の胸骨はそれまで隆起することもなく、きれいに形成している様子だった。
根治術のあと2ヶ月以上入院して寝たきりで変な負荷がかかっていなかったからかもしれない。
しかし胸骨が裂けて離開してしまったという点からもプロテクターを着けて、正しい形成を促す方が望ましいのではないかという話になった。
胸骨手術後だったのでプロテクターが届くまではエラスコットという弾性包帯みたいなもの?を巻いていた。
11月に病院を通して注文をしてもらった。
サイズを計り、色を選んで、後は先方からの発送を待つだけ。
アネックスラボという会社が作っている。
サイトもあるが数年更新していないようだが、島根大学病院のサイトで写真つきで細かく載っていたのでそちらを見てもらえるとよさそう。
胸部コルセットと書いてあるが同じもの。
→こちら
作るまでの手順はそちらのサイトで見た方が分かりやすそうなので省略。
申請すれば還付を受けられるが、着払いで一時全額支払いしなくてはならないのが痛手
金魚の場合、送料込みで8万8千円強だった。
出来上がるとアネックスラボから電話がかかってきて、支払いの手順や還付の受け方を丁寧に説明してくれる。
作成まで1ヶ月程度と聞いていたが、2ヶ月近くかかった。
問い合わせたら材料不足のため遅延していると聞かされたが、2020年の話なので今は問題ないとは思う。
プロテクターだから仕方ないのだが硬いし、着け心地は良くなさそう。
左右均等に6箇所もマジックテープを留めなくてはならないので、大人しく着替えもできなかった金魚は逃げようとして大変だった。
汗疹になりやすいからこまめに下着を交換するよう説明があったが、お風呂以外はなるべく24時間装着とのことなので夏場は地獄かも。
病院に連れていくときも大変だった。
エコーやレントゲンなどの検査のときはもちろん、ちょっと聴診器をあてるときにも一旦外さなくてはならないわけで。
しかし胸骨変形というリスクに対応するには仕方ないことなのだろうとは思う。
装用期間もなるべく長くと言われたが、暑い時期になる前にやめてしまった。
毎日24時間近く変形防止のためにプロテクターで押さえていたのを急にやめてしまうと、反動で変形しやすかったりすると言われた。
それで、装用をやめるのにあたって着ける時間を日に日に減らして行く作戦を決行した。
予防接種について
1歳までの予防接種は本当に多い。
接種間隔を空けなくてはいけないからバンバン打てるわけでもないし。
ただ違う種類なら一度に4本とか打てるみたいですね?
通っているクリニックでは金魚がダウン症で他の子どもより心配があるからと4本はやめとこうかと言われた。
2本ずつは打ってくれていたものの、ヒブ3回目とBCG1回目が1歳までに間に合わなかった。
なにせ入退院を5回もしてしまったもので打てない期間が長かったのだ。
医師と相談の上、ヒブは追加もあり3回目を打たなくても抗体は最低限できるとの判断で打たないことになった。
ちなみに任意も含めればロタも間に合わなかった。
任意だし、開始時期を遅らせると副反応が出やすいとのことで打たなかった(飲み薬でしたっけ?)
当時はダウン症児はなんでも重症化しやすいのだから、公費負担がなくても全部接種しなくてはと思い込んでおり、医師に相談したりしていた。
しかしBCGは打った方が良いようだ。
金魚の場合は入院治療が長引いたため、特例措置の該当になり、接種期間を過ぎても公費で打つことができるとのことだった。
自治体によって違いはあるだろうが、うちは役所で申請用紙を受け取り、それを診断書のような感じで入院していた病院で記入してもらう形だった。
役所にその用紙を提出して接種券に特例の押印を受けて、その接種券を通常どおり予防接種を受けるクリニックに提出してようやく打てた。
車で1時間弱の入院先の病院には月に2回ほどのペースで通院していたからすぐに依頼・受け取りできてよかったものの、役所と病院とを行ったり来たりするのもなかなか骨が折れる。
こういう手間が減ればいいのにと思わずにおれぬ……
胸骨離開手術の5度目の入院以来は大きく体調を崩すこともなく、予防接種もすこぶる順調。
毎回生ワクチンは緊張するの、なんなんだろう。
自分がコロナのワクチンを打ってから余計に予防接種を打たれる金魚を見ているとなんともいえない気持ちになる