指しゃぶりのピークっていったいいつなんだろうか。


金魚はよく指しゃぶりしながらヨダレをだらだら垂らしている。

ダウン症特有の低緊張にあたるのかわからないが、口周りの筋肉が緩くゴックンが下手なのでヨダレが止まない。
毎日スタイは一枚では収まらないし、ハイハイやつたい歩きをしながらそこらじゅうヨダレを垂らし回っている。


しかも何でも齧り、口に入れたがる。
歯固めの玩具などはあまりお気に召さぬようだが、テレビ台の縁につけていたぶつかり防止用のクッション材は剥がしてよく齧っている。
テレビのリモコン型の玩具やお手玉もよく齧っている。


だが、一番は指だ。
指しゃぶりというものは多くの子どもが通る道なのだろうか。

いつ始まったかは覚えていないが、指しゃぶりと言われて思い浮かべるしゃぶり方ではなかった。
指しゃぶりと言われると、私はサムズアップ、親指をあげてそれをしゃぶっているか(これは爪噛みに近い?)、人差し指をくわえているかのイメージをもっていた。

手をパーにして親指を食べるのが彼のスタイル。
(手を握るのがあまり得意ではないからかも)



2歳1ヶ月現在の金魚に今すぐ指しゃぶりをやめさせなくてはと息巻いているわけではないのだが、やめてほしいなとは思っている。

彼の指しゃぶりはちゅーちゅー吸ったり舐めたりという感じではない。
印象としては噛んでいるのに近い。
歯が刺さっているようではないから奥歯のない歯茎で噛んでいるのかもしれない。


ともかくよく口に入れている。
指先がビシャビシャになっていることもしばしばだ。


10月ごろからだろうか、寒くなり乾燥するようになってきた。
そうなるとヨダレで濡れた彼の指は余計に乾燥する。

気づいたときには指の腹がみんなひび割れてしまっていた。
ひび割れのみならず、ぱっくりと割れた。
左の薬指の腹が縦に裂けるように割れていた。
いつ割れたのかも分からなかった。
あんまりひどいので小児科に罹ってステロイドとプロペト(白色ワセリン)をもらった。

さらにその数日後、スーパーで買い物をしていたときにふと、左の人差し指と中指から血が出ているのに気付き、慌てて絆創膏を貼った。(嫌がるのでうまく貼れずクシャクシャになったが応急処置として)
これも縦に3箇所裂けていた。
一瞬スーパーで何かを触って切ったのかと思ったが、薬指と同じ傷の形だったので乾燥によるものだろう。

今はプロペトを1日に頻回塗るようにしている。
ひび割れは良くなって、傷の状態も悪くなさそうだ。
ただ割れたのと逆の右手は目立った乾燥はないものの、ところどころ赤く腫れている。
噛みタコみたいなものなのだろうか。
硬くなっているところと、ぶにっと浮腫んでいるところがある。



薬と保湿は続けていくとして、指しゃぶり自体はまだまだやめられないだろうから長い戦いになりそうだなとうんざりしている。


ひどいようならまた医師に相談かなあ。