常設の児童育成支援拠点事業について

鉛筆小池質問

次に、常設の児童育成支援拠点について

 

この児童育成支援拠点事業は、国がこども家庭センターの設置にあわせ、家庭支援事業の一つとして新たに創設された事業で、10月設置に向けて本市がいち早く取り組むことに対し、我が会派として評価をしているところです。そこで、まず具体的に、どのような事業なのか。事業の目的や支援の内容について伺います。

 

マイク市長答弁(子ども支援課)

児童育成支援拠点事業については、養育環境に課題を抱え、家庭や学校に居場所のない学齢期の子どもに対して、居場所となる場を開設し、子どもとその家庭が抱える多様な課題に応じて、生活習慣の形成や学習のサポート、食事の提供等を行うなど、一人ひとりの状況に応じた支援を包括的に提供することにより、虐待を防止し、子どもの最善の利益の保障と健全な育成を図ることを目的としています。

 

鉛筆小池質問

この事業は、児童や家庭が抱える課題に応じて、様々な支援を包括的に提供し、虐待防止や不登校児童の居場所となるものであります。ネグレクトのこどもは、家庭できちんと十分な食事が与えられないこともあり、新たな居場所では、食事の提供も行われるようです。こうした食事の提供も含め、どのように子どもをサポートするのか、考え方について伺います。

 

マイク市長答弁(子ども支援課)

事業の対象としては、養育環境に課題を抱えていたり、家庭や学校に居場所がない子どもであることから、何よりも子どもにとって安全で安心できる居場所であることが重要であると考えています。また、家庭的な雰囲気の中で、様々な支援が受けられるよう、この場で食事ができることはもとより、時には食事作りに参加したり、健康管理の習慣づけも行うなど、一人ひとりの状況に応じたきめ細かな支援を包括的に提供できるよう、準備を進めます。

 

鉛筆小池要望

児童育成支援拠点事業は、こども家庭センターの設置に合わせ、新たな取り組みとして創設されました。この取り組みは、家庭や学校に居場所のない児童に新たな居場所を提供し、食事まで提供するという今までにない試みであり、大いに期待されます。一人ひとりの状況に応じたきめ細かな支援を行うことで、必要な子どもが漏れなく利用できるよう、周知には工夫が必要ですので、その点を要望いたします。

 

来年度は、ラポールひらかたで週3日の開設となるようですが、毎日通える居場所になるよう努めると同時に、遠方の児童も考慮し、他の地域にも拠点を設置し、他の支援メニューも含め、充実した支援ができる体制を構築していただくことを要望します。また拠点を作ると同時に、困難を抱えている子どもが様々な支援機関につなげるための仕組みも検討していただくよう要望いたします。