枚方市におけるeスポーツについて


鉛筆小池質問

次に、5.枚方市におけるeスポーツについて、伺います。
私はこれまでの質疑の中で枚方市で、「eスポーツのまち枚方」を目指し、
高齢者の介護予防や障害者の社会参加の促進の取り組みなど、多種多様な効果が期待できるツールであるということで要望を重ねてまいりました。さまざまな行政課題の解決に向けて各所管部署において取り組みが進められていることに感謝いたします。

また、6月の一般質問では、スポーツ推進計画の改訂において、eスポーツの位置づけを明確にし、行政課題の解決や地域活性化に活用するよう要望させて頂きました。
そこで、検討を進められているスポーツ推進計画の改訂版の中で、eスポーツをどのように位置付けようとされているのか、お聞きします。

 

マイク観光にぎわい部長

次に、5.枚方市におけるeスポーツについて、お答えします。

eスポーツについては、「ひらかた健活フェスタ」での体験ブースや「障害者eスポーツ体験会」の開催など、社会課題の解決につながる有効なツールとして、各所管部署で取組みが進められているところです。

こうした取組み状況も踏まえた上で、現在、検討中のスポーツ推進計画の改訂版では、身体活動の有無や競技性などに着目し、eスポーツの捉え方やスポーツとの関わりについて示すとともに、公益財団法人枚方市スポーツ協会をはじめとした関係団体や民間企業と連携し、eスポーツを通じた施策を推進する考えです。


鉛筆小池質問

次に、5.枚方市におけるeスポーツについて、2回目の質問です。

ただいまのご答弁にもありました、高齢者の介護予防や障害者の社会参加などの視点での取組みに加えて、昨年12月定例月議会の一般質問で、児童、生徒の不登校支援の視点からeスポーツの活用についてお聞きし、メリットと課題があることは理解したところですが、eスポーツを活用した不登校支援に関する取組みの進捗状況について、お伺いします。

 

マイク学校教育部長
次に、5.枚方市におけるeスポーツについてお答えします。

eスポーツを活用した不登校支援策につきましては、現在、適応指導教室「ルポ」における児童・生徒の支援のプログラムの一つとして、近隣の民間施設を利用したeスポーツ体験の取り組みをモデル的に実施しています。

具体的には、ゲーム用パソコンを使って、複数の児童・生徒が席を並べて同じゲームで競い合うミニゲームに取り組むものです。

このプログラムを実施することで、自宅を出ることが難しかったり、「ルポ」に登録したものの登室することが難しかったりする児童・生徒が、「eスポーツ体験であれば」と参加する例も出てきています。また、eスポーツ体験中に、同世代で会話することに楽しみを感じる児童・生徒も出てきております。

このようにeスポーツをきっかけに、社会とのつながりができたり、ゲームを通じたコミュニケーション能力の向上に繋がったりするなど、eスポーツは不登校支援に一定の効果があるものと捉えており、今後は「ルポ」における子どもの社会的自立をめざす本格的な事業とすることをめざし、取り組みを充実させてまいります。

 

鉛筆小池要望                                    

すでに太鼓のゲームやレースのゲームなどの体験を行うことで戦略的思考や問題解決能力、共感とエンパシー、認知機能向上など、様々な効果が各分野で実証されています。
高齢者や障害者、不登校の子ども達にとっても、楽しく社交性やコミュニケーションスキルの向上と心理的な安定感に繋がるものとして、多数ご意見を頂いております。
特に不登校の子どもさんを持つ親御さんからは、自宅から外に出て、楽しんでeスポーツを体験してきたことを子どもが嬉しそうに話をした、とのお話も聞いております。

先ほどのご答弁では、競技性の有無に着目して、eスポーツの捉え方を整理されたとありました。身体活動を伴うeスポーツについては、スポーツ実施率の向上につながるものと考えられますし、ぜひ積極的に他のスポーツと同様に取組んでいただきたいと思います。


例えば、スポーツの体験イベントにおいて、メニューの一つにeスポーツを加えるなど、枚方市スポーツ協会や民間事業者とも連携しながら、eスポーツを通じた様々な可能性を模索しながら、施策を展開していただくよう要望します。