議案質疑 枚方市立地域活性化支援センター条例の一部改正について

 

鉛筆小池質問

議案第67号の議案書148ページ、、枚方市立地域活性化支援センター条例の一部改正についてお聞きします。

企業の創出・地域企業支援施設である「地域活性化支援センター」は、令和6年4月のリニューアルオープンとし、コワーキングスペースとシェアオフィスを新たに設置するために条例改正を行うということですが、設置に向けた経過と、施設機能はどのような内容を予定しているのかお伺いします。また、どのように周知を図っていくつもりなのか併せてお尋ねします。
 

マイク観光にぎわい部長答弁

地域活性化支援センターにおけるコワーキングスペース及びシェアオフィスの設置につきましては、テレワークやDXの推進、オンラインへのシフトといった社会・経済情勢の変化に対応し、創業者や事業者等が集う施設としての付加価値を高めていくため、産業振興対策審議会や外部人材である商工振興戦略コーディネーターの意見を踏まえ、利用環境の充実を図るものです。

 

具体的な機能としましては、令和4年度に同審議会においてアンケート調査を行い、ニーズ把握を行った上で、使用率の低い状況にあるパソコン研修室1及び2について、コワーキングスペース及びシェアオフィスに改修するとともに、インターネット環境の改善を図ります。さらに、子育て世代の利用を促進するため、一時預かり保育サービスを試行実施するものです。また、「多くの方の知見を活用できるコミュニティ型の創業支援施設」となるよう、運用面の充実に向けて取り組んでいく考えです。



イメージ図です
 

 リニューアルにつきましては、ホームページやSNSでの情報発信に加え、施設見学会やオープニングイベントを開催して周知を図るとともに、WEB広告の制作・配信や、企業の問い合わせフォームから案内を送信するフォームマーケティングの手法を活用したアプローチを行い、広くPRに努めてまいります。

鉛筆小池質問

 地域活性化支援センターのビジョンについて、私も確認させていただきましたが、ターゲットとして、特に若手起業家や子育て世代の支援にも力を入れていくということで、非常に期待できる取組と感じています。

先程の答弁にありました「一時預かり保育サービス」については、リニューアル後にコワーキングスペース・シェアオフィス等の施設利用者を対象に試行実施されるとのことですが、その実施内容と、本格実施に向けてどのような考えなのか、お尋ねします。

 

マイク観光にぎわい部長答弁

 一時預かり保育サービスの試行実施につきましては、子育て世代の創業・就労を支援する取組として、利用者の保育に関するニーズや利用実態を把握するため、既存の保育室を活用し、令和6年4月から6か月間の間、週2回、未就学児を対象に、無償で行う予定としております。  

なお、本格導入に向けては、利用者のアンケート結果や利用状況等を踏まえ、検討していきます。


 

鉛筆小池要望                              

 子育て世代の創業者や事業者にとって、保育サービスの提供は非常に意義のある取組の一つだと考えますが、安心して子どもと一緒に利用できる環境を整えることが大切です。
子育て世代の就労・創業を支援する施設とするのであれば、授乳場所や子どもの食事場所の確保、トイレ等の整備、その他保育に必要な備品を充実させていただくよう強く要望します。

また、ビジネスマンのニーズとして、コワーキング施設には集中して取り組めるスペースや打ち合わせ場所が必要だと思いますので、あわせて調整していただくようお願いします。

加えて、地域活性化支援センターの周辺には食事や買い物ができる場所が少なく、終日利用したい利用者にとっては、食事場所の面でも不便さがあると考えられますので、食事が提供できる方法についてもご検討いただくようお願いいたします。

この地域活性化支援センターが若手起業家、子育て世代など多くの創業者や事業者にとって魅力的な創業支援施設となるように期待いたしますので、リニューアルに向けてしっかりとご準備いただくようよろしくお願いします。