一般会計>留守家庭児童会室の運営について

 

鉛筆小池質問 
決算概要説明書131ページの「留守家庭児童会室の運営に要した経費」のうち「3.運営経費」「(6)総合型放課後事業費 6,626万2,014円」についてお伺いします。これは、総合型放課後事業の全校実施に向けての先行実施4校にかかる経費が含まれていると思いますが、先行実施の目的や、実施の結果、委託と直営の運営形態の比較等、どのように総括されたのか、また、放課後子ども教室の登録率や参加人数等の実績や理由についてお聞かせください。

 
マイク放課後子ども課長答弁

【A1】(答弁者:放課後子ども課長)

総合型放課後事業の全校実施にあたり、学校の規模や児童数などに応じた検証や運営形態ごとの課題の把握が必要なことから、先行導入を直営2校、委託2校の計4校で小規模・大規模校ごとに実施したものです。運営形態による事業内容につきましては、児童の平均出席率や保護者へのアンケート調査、委託事業者へのモニタリング調査等の結果、委託直営とも大きな違いはなかったことが確認されたことから、より安定した運営を行うため、人員体制を確保する観点からも半数の22校について民間活力を活用した運営委託の推進を図ることにしたものです。また、放課後子ども教室の登録率につきましては、4校で36%となっており、1日の参加人数は平均で、土曜日は3人から15人、三季休業期は4人から27人となっており、学校規模に限らず近くに公園等の遊び場があるかないかも関係していると考えられます。

 

鉛筆小池質問先行実施においても、委託直営とも同様の運営を行っていることが確認されたとのことです。令和4年度の「事務事業実績測定の概要」では、「総合型放課後事業」の項目の「放課後子ども教室および放課後子ども教室と一体とした留守家庭児童会室に参加した児童と保護者の満足度」の指標設定で目標の80%に対して84.1%の実績とあり、先行実施においても満足度が高いことが示されています。アンケート調査を行ったとのことですが、どのようなことに満足されていたのかお伺いします。

 

マイク放課後子ども課長答弁

アンケート調査につきましては、満足度が高かった家庭の理由としては、児童が楽しんでいるかといった問いに対して「そう思う」「ややそう思う」と答えた家庭が84.1%となっており、その中で「友だちといられるから」「いろいろな遊びができる」と答えた家庭が大半となっています。


鉛筆小池要望

児童生徒と保護者の満足度が84.1%と目標値を上回っており、利用者にとって良い取り組みになっているとのことです。

 福島県のある小学校では、総合型放課後事業が導入され、子供たちは学業サポートや体験活動の場を提供されました。特に、数学が苦手な生徒には個別指導が行われ、結果、成績が向上したとのことです。このプログラムの成功は、子供たちの学業へのアクセス向上を示唆しています。総合型放課後事業が全校で始まり、人員不足や連携体制の構築など、様々な課題は出てくると思いますが、一つずつ課題を整理してより良い事業として進めていただくよう強く要望致します。