令和元年6月定例月議会 一般質問の内容です。

 

鉛筆小池質問

教職員の人材確保について質問いたします。

公立小中学校において全国的にも教員の不足が慢性的な問題になっています。枚方市においても、私の近隣の小中学校で、実際にこのような事が起こっています。突然、担任が休み始め、その後任に配置されるのが臨時の先生であったり、欠員のままの学校の状態に子どもも保護者にも動揺が広がっています。団塊世代の大量退職によるベテラン教員の退職など、教員不足の問題について枚方市における現状についてお伺いいたします。

 

マイク学校教育部長答弁

平成31年度の教職員数は小中学校合わせて2012名であり、その内、欠員補充の常勤講師は126名、産育休の代替講師は177名、市費任期付講師は74名の計377名です。4月1日時点において未配置となった学校はございません。しかし、年度途中での急な退職や休み等の場合に補充となる講師や非常勤講師については、今年度も現時点において未配置となっている学校がございます。

 

 

鉛筆小池質問

昨年度、年度途中から配置となった講師は何名でしょうか。また年度末まで未配置となった講師は何名でしょうか。

 

マイク学校教育部長答弁

年度途中から配置となった常勤講師の人数は、欠員補充の講師が140名、代替講師が311名、市費任期付講師が0名の計451名です。その内、本務者の教職員に代わって補充される講師が一定期間配置されなかった人数は小中合わせて22名で、年度末までに配置できなかった人数は12名です。

 

 

鉛筆小池質問

これだけ多くの講師を年度の途中も含めて任用していることがよくわかりました。しかし、先生の欠員状態が続くことは子どもや保護者が動揺することになります。また、ただ欠員を補充するだけではなく教師の質も一定確保していかなければならないと思います。これまでに人材確保のためどのような取組みをされてこられたのかお伺いします。

 

マイク学校教育部長答弁

講師登録は随時募集していることをホームページや広報で周知していますが、大阪府下全域において講師不足の状況です。これまでに枚方で勤務された講師や元教諭等に依頼をしたり、大阪府教育委員会や他市・他府県の教育委員会とも講師登録の状況について連携しています。また、教員免許を取得できる大学への訪問による協力依頼、FMひらかたでの周知、小中学校の学校便りへの講師募集掲載依頼、市独自の市民向け講師説明会を年に複数回実施するなど行っています。なお、年度の途中、特に年度末や中学校の教科によっては人材確保が大変難しい状況です。今後も引き続き講師人材の確保に努めるとともに、教職員の働き方改革も含めて幅広い視点に立って人材確保の方策に取組んでまいります。

 

 

鉛筆小池要望

一般の企業然り、教職員の方たちの人材確保が厳しい中、大変ご苦労されていることはよくわかりました。先生たちの突発的な退職も様々な事情があると思いますので、教職員の方たちの働く環境への配慮も必要であると考えます。働き方改革は一般企業への提言だけではなく、国を担う子どもたちを教える教職員の方たちへも必要だと考えます。年度途中での欠員の補充、確保への取り組み、そして正規の職員も含めての、先生たちへの研修制度で意識を高め、本市の教育現場をさらに充実するものになるよう強く要望とさせていただきます。