2020年6月定例月議会 一般質問の内容です。

 

鉛筆小池質問

近年、海洋プラスチックごみが海洋汚染を引き起こし、さらには、生態系に及ぼす影響が世界的に懸念されています。本市域を流れる船橋川、穂谷川、天野川は淀川を通して、海につながっており、枚方市においても無関係な問題ではなく、その解決・改善に向けて積極的に取り組む必要があるとして、昨年6月に「ひらかたプラごみダイエット~ポイ捨てゼロ」を宣言されました。この取り組みは、SDGsのゴールの1つ、「14.海の豊かさを守ろう」につながる取り組みであり、さらには、焼却ごみ削減の取り組みを含め、SDGsの「12.つくる責任、使う責任」にもつながることから、積極的に取り組みを進めていただきたいと考えております。昨年の宣言から、1年が経ちましたが、プラスチックごみ削減に向けて、令和元年度はどのような取り組みを行ってこられたのか、お尋ねします。

 

マイク答弁

「プラごみダイエット」についてお答えいたします。

この取り組みは、宣言に基づき、海洋プラスチック問題の解決に向けて、市民・市民団体、事業者、行政が連携・協力し、「使い捨てプラスチックの使用削減」や「ポイ捨てをしない、させない」といった環境を創っていこうとするものです。

令和元年度は、公共施設をはじめ、取り組みに賛同いただいた市内32店舗に、レジ袋削減やマイバックの使用を呼びかけるポスターを掲示するなど、使い捨てプラスチックの使用削減の啓発を行いました。

さらに、これまで継続して取り組んできました「ひらかたクリーンリバー」や「アダプトプログラム制度による清掃美化活動」などで、使い捨てプラスチックごみのポイ捨て防止や、SDGsについて、啓発活動を行いました。

 

 

鉛筆小池質問

市民・市民団体、事業者、行政が連携し、広範囲にわたる啓発を行うなど、積極的に取り組みが行われていることは理解しました。

本年7月からは、レジ袋の有料化が始まるなど、国でも更なる取り組みの強化が行われている状況でもあり、改めて、マイバック利用を呼びかける良い機会ではないかと考えています。また、市民、事業者と連携し、こうした取り組みをより一層進めていくためには、到達目標を明確にすることが重要ではないでしょうか。そこで、今年度は、どのような取り組みを予定されているのか、お伺いします。

 

マイク答弁

令和2年度の取り組みですが、NPO法人ひらかた環境ネットワーク会議と連携し、「プラごみ削減アイデアコンテスト」を実施するとともに、高校生などを対象としたワークショップを開催し、本事業のめざすべき到達点や具体的な取り組みを話し合い、そのうえで、「ひらかたプラごみダイエット~ポイ捨てゼロ宣言」への賛同を広く、市民に呼びかけていく予定としております。

 また、市内店舗と連携し、本年7月から始まるレジ袋の有料化にあわせて、レジ袋の配布状況の把握や、さらなるマイバック利用の啓発活動を行いたいと考えております。

 

 

鉛筆小池質問

使い捨てプラスチックごみ削減に向けて、より効果的なPRを行っていただくとともに、事業者とのさらなる連携により、着実に取り組みを進めていただきたいと思います。

次に、焼却ごみの削減については、我が会派がこれまで強く求め、平成29年9月定例月議会において、小山副市長から、減量目標を必ず実現できるよう進めていくとの意気込みを述べていただき、先の藤田議員の答弁でもありましたが、昨年度は焼却ごみ量の計画目標値を達成することができたとのことです。最終的なごみの減量目標の達成に向けては、まだ道半ばとなっていますので、先に述べましたけれども、宣言による使い捨てプラスチック削減の取り組みは、焼却ごみの削減にも、大きく寄与するものと考えています。そこで、プラスチックごみは、焼却ごみの中にどれくらい含まれており、その効果はどの程度見込んでいるのか、現状を踏まえてお尋ねします。

 

マイク答弁

焼却ごみの中には、2割程度のプラスチック類が混入していると推測されますので、宣言によるプラスチック削減の取り組みは、ごみの発生抑制や分別排出などにより、一定の効果が見込めるものと考えています。今後も、引き続き、プラスチックの使用削減など、ごみの発生抑制を最優先に、市民・事業者と連携・協力することにより、ごみの分別排出の徹底やリサイクルの推進などの取り組みをさらに進めていきたいと考えています。

 

 

鉛筆小池要望

プラスチックごみの削減は、市民・事業者に協力いただいているおかげで、少しずつは効果が表れてきていると思いますが、コロナ禍で家庭ごみは増加しているともお聞きしています。

これからも、市民・事業者の協力が得られるよう、プラごみダイエットをはじめ、市内のスーパー等との、より一層の連携によるマイバック・レジバックの利用促進やごみの分別排出の徹底など、積極的に啓発活動を行っていただき、是非、枚方市一丸となって、ごみの減量を通じてSDGsの目標達成に貢献できるような取り組みを進めていただきたいと思います。
更に、プラスチック製容器や製品の代替案産業界や大学と連携して開発を図る等しリーダーシップを発揮して、枚方市においてのプラごみダイエット作に取り組んでいただきたいと要望させて頂きます。