令和2年9月定例月議会 一般質問の内容です。

 

鉛筆小池質問

先日配付いただきました「児童生徒の居場所 検証結果報告書」を拝見すると、現場での連携、とりわけ学校と児童会室の連携に関し、多くの課題が挙げられています。

私は、6月定例月議会でも意見しましたが、学校と児童会室の連携について、コロナ禍以前から大きな課題があると考えており、3月以降の緊急対応で、これらの課題が一気に顕在化したのではないかと考えています。

現場での連携に関し、「児童の放課後対策審議会」からも、連携と協働の重要性が挙げられています。

放課後キッズクラブに取り組むにあたり、情報共有や教室の確保など学校との連携が大変重要であると考えており、現状でもこうした課題を抱えている状況を踏まえ、委託する2校での事業連携について、事業者に対し、どのようなことを求めていくのかお伺いします。

 

マイク学校教育部長答弁

事業者に対し、子どもたちが安全安心に放課後を過ごせるよう「児童会室」と「子ども教室」の連携・協働を行うこと、また、子どもたちの「生きる力」を育んでいくことを目的として地域団体が実施している「枚方子どもいきいき広場」、児童の自学自習力の育成を目的として実施している「放課後自習教室」との連携・協働に努めることを求めていくこととしており、キッズクラブに配置を求める統括責任者が中心となりスケジュール調整及び意見交換等を行う連絡調整会議の開催など、仕様書等で具体的に定めていく予定としております。

 

 

鉛筆小池質問

 放課後キッズクラブは今後、全市立小学校への拡大を目指していくことになりますが、委託校と直営校が切磋琢磨して、子どもたちにとってより良い居場所となるよう取り組んでいく必要があります。

 私は、市直営2校でも、事業者に求める発注仕様と同レベルの業務水準が求められると考えていますが、事業者に対し総合的な運営によるメリットを生かすため、どのような職員配置を求めていく予定なのかお伺いします。

 

マイク学校教育部長答弁

 児童会室と放課後子ども教室の一体的な運営によるメリットを生かすため、見守り業務などにおいて、状況に応じて両事業に従事できるスタッフを配置すること、年間を通じた事業計画等を勘案した柔軟な職員配置に努めることを求めていきます。

 具体的な職員配置につきましては、仕様書等で業務全体を総合的に監督し、市との連絡調整を行う統括責任者の配置や業務の繁忙に応じた勤務体制になるよう求めていく予定です。

 

 

鉛筆小池要望

 私は、子どもが大人の事情に振り回されることは、あってはならないと考えており、現状の児童会室職員の意識改革や業務改善にも取り組む必要があると考えています。

放課後キッズクラブは、総合型で一体的に実施するということですので、職員に少しでも縦割り意識が残れば、何のための放課後キッズクラブかわからなくなってしまいます。

「児童生徒の居場所検証結果報告書」にも記載されていますが、今般のコロナ禍における対応において、多くの課題が明らかになりました。

それらを今後の取り組みに繋げ、これまでにない充実した保育・教育環境の構築を目指し、取り組みを進められるようお願いしておきます。