『オール読物2月号・特集「将棋」を読む』 エッセイ「わたしの偏愛棋士」で、西山朋佳女流三冠を讃えていた 綾崎隼氏の小説です。

 

 
<帯>  編集者、単行本校正者、営業雑誌校正者、そして デザイナー、あなたも。 全員号泣!
 
   もう一度、あなたと指したい。
 
  その望みが、私のすべてだった。
 
将棋界初の女性プロ棋士を目指す二人の天才の、愛と闘いの物語。

 
   著者 : 綾崎隼
   発行 : 角川書店
2020/9/30 初版
 
 
負けたくない敵(ひと)がいる。
 
誰よりも理解してくれる敵(ひと)がいる。
 
だから、二人は強くなれる。
 
 
将棋のプロ棋士を目指す者たちにとっての最後の難関、奨励会三段リーグ。
 
観戦記者の佐竹亜弓は、そこですべてを賭けて戦う二人の女性と出会う。
 
永世飛王を祖父に持つ天才少女・諏訪飛鳥と、病弱ながら年齢制限間際で挑戦する千桜夕妃。
 
歴史に残る激戦の末、リーグを勝ち抜き史上初の女性棋士となったのはどちらか?
 
そして二人に導かれる、哀しき運命とは?
 
 
<背>に 「今年最泣の青春純愛小説!」 とあるとおり 将棋界を舞台に ”女性棋士”主演の近未来純愛小説といったところでしょうか。
 
参考文献の半分はUp済ですが、半分は既読、積読でした。
 
 
<目次>
第一部 佐竹亜弓の失望と想望の雄途
第二部 千桜智嗣の敬愛と憂戚の青春
 幕間  ニースの地で 前編
第三部 諏訪飛鳥の情熱と恩讐の死闘
 幕間  ニースの地で 後編
第四部 竹森稜太の強靭で潔癖な世路
第五部 ただ君を知るための遊戯
あとがき
参考文献