「春を歩く」
とても風の強い日でした
春とは言え まだコートが必要な日でした
黒いロングコートを風になびかせながら 彼女はボクを追い越して行きました
セミロングのカーリーヘアとでもいうのでしょうか
乗っかっている帽子もお似合いでした
この帽子が風に飛ばされるのではないかと心配で(? いや期待してかな)
ついつい追いかけてしまいました
どのくらい追いかけたでしょうか
やっぱり 帽子は風に乗って飛んだのです
「あら 待って!」と可愛い声を発して
彼女は帽子を追いかけて行きました。
その瞬間もバッチリ捉えましたが
彼女の名誉のためにお見せできないことをお許しください
ある日の午後のお話でした。
(仙台市 定禅寺通り)
