「高濃度栄養剤点滴の功罪」
今日は朝から母は活発に動き出し 点滴チューブを引きずりながらベッドからコタツに移動しテーブルの上のものを移動したり新聞を開いたりしていました そんな時に担当の医師が突然来訪されました 先生もコタツに入ったままの母に優しく声をかけ 一通り診察した後 別室で説明がありました
「せん妄」が起きたと言うことですが
これは「終末期せん妄」と言うもので 表現は不適切ではありますが運動選手のドーピング効果のようなもので一時的なエネルギーの発散です 脳との連携の定かではなく妄想などもあるようです お母さんの容態は退院以来決して良くなってはいません この元気は高濃度栄養剤の必要以上の効果と思われます 90歳を超える高齢ではそんなにエネルギーを必要としなくなります そこに必要以上のカロリーを注入すると効果以上に悪さをすることになります もし家族の方に了解貰えるなら点滴剤をカロリー摂取を抑える点滴に変更したいのです そうすれば「せん妄」の発症は抑えられるのではないかと考えています それでもダメな場合には夜だけ鎮静剤の使用を考えましょう どのくらい続くかは分かりませんが介護する側が共倒れになっては元も子もありませんからね。
こんな説明がありました 聞いていて複雑な心境にはなりましたが もう二度と母の鬼のような形相は見たくありません そして母の印象をこれ以上崩したくはありません 女房と共に医師の進める処方に賛意を示し 看護師さんに処置をして頂きました。
退院してまだ6日目 歳を取ると病状もゆっくり進むものと思っていましたが この6日間の母の変化にはついて行けません しかし ついて行くしかないようです。