今季の山雅は得点力不足に悩んでいたのであるが、そんなことを払拭してくれるように、何れも鮮やかな得点で、今季最多の4得点を奪っての快勝だった。
サッカーの醍醐味は何と言っても得点シーンであり、これを楽しみにサッカー観戦しているようなもんだ。
前節および前々節は追加点を奪うことができずに同点に追いつかれる、あるいは逆転を許す展開に、最後は溜息で終わってしまった。
得点は水物とよく言われますが、得点できない時は何度シュートを放っても入らないものですが、運が良ければ今回のように大量得点も生まれるんですね。
よく思いかけずに大量に得点が生まれることを『ケチャップドバドバ』とか言いますよね。
元々この言葉が有名になったのは、
2012年9/11埼玉スタジアムで行われたW杯最終予選イラク戦後に本田圭佑選手がインタビューで語ったことから知られるようになりました。
「誰か名ストライカーが言っていたが、ゴールはケチャップみないなもの。
出ないときは出ないし、出るときはドバッと出る」と発言したことが由来。
本田選手の言う名ストライカーとは、ファン・ニステルローイ選手のことを示していました。
ファン・ニステルローイ氏がレアルマドリードに所属していた時にイグアイン選手へ送ったアドバイスとされています。
ちなみに、ここで言われるケチャップとは日本で使われるようなチューブタイプではなく、瓶タイプのケチャップのこと。
チューブタイプであれば押す力を強弱することで出てくる量を調整できますが、瓶タイプの場合、ひっくり返してもなかなか出てこない。
そこで、出てこないと思って逆さにして、おもいっきり振ると急にドバドバ出てきて調整し辛いですよね。
そんな意味も込めて得点をケチャップに置き換えてこんな言葉が生まれたんですね。
今まで山雅は出ない時は沢山ありましたが、出過ぎるようなことは滅多にありませんでした。
今季の最多得点は富山戦で挙げた3得点で後にも先にも3得点以上取れた試合はこれだけでした。
それにしても何れの得点も見事に決まった得点だった。
試合を視聴している中で、得点の瞬間、思わず雄叫びをあげて、ガッツポーズをとっていたよ。
それでも米原選手の決定機をふかしたシーン、そして浅川選手のダイレクトシュートは枠外となってしまったシーンなどもあり、さらに得点を重ねることもできたんではないでしょうか。
得点チャンスは集中して取り組むことが必要です、きっちり決めることができるか否かで試合は決まってしまうんですから。
それにしても大量得点をとれたことはもちろんのこと、相手の反撃を許さずクリーンシートで終えたことも賞賛すべきこと。
終わってみれば山雅のシュート数14本に対して、許したシュート数は6本という数値がすべてを物語っているのではないでしょうか。
(つづく)
得点は水物とかよく言いますが、
やはりサッカーの魅力は得点シーンですよね。
得点を挙げるには、最後まで走りきる気持ちの強さが必要となります。
これからも多くの得点シーンが生まれることを期待しますよ。