皆さんの記憶にも新しい、「三笘の1ミリ」って言葉が流行りましたよね。
2022年12月に行われたサッカーワールドカップ、カタール大会。
それは日本代表の2大会連続となる決勝トーナメント進出のきっかけとなった、三笘薫選手によるアシストのことです。
決勝トーナメントへの進出がかかったスペイン戦、1対1で迎えた後半6分に、三笘選手がゴールラインギリギリでボールを折り返します。
このアシストから田中碧選手がゴールを決め、VAR判定の結果、ボールはゴールラインを割っていないと判定されて決勝ゴールとなりました。
このアシストが「三笘の1ミリ」と注目を集めましたが、先に行われた山雅の試合でも、後半の36分。
村越選手が右サイドに相手を引きつけ、その間隙を縫ってペナルティーエリア深くに進入した馬渡選手がクロスを供給。
そのボールを回収した安永選手が左サイド深くに切れ込んでクロスを入れると、相手DFはたまらず蹴り出すが、ボールはゴールへと吸い込まれた。
その際にゴールラインを超えたのではないかとカマタマーレの選手は主審に詰め寄るが、ゴールの判定は覆らなかった。
このシーンを巡っては相手の米山監督も、
「言葉が見つからない。ボール一つ分出ていたと思う。
これで勝敗が決まってしまった。この事実は納得がいかない。」
とコメントした。
確かにピッチサイドからの中継では僅かに出ているように見えました。
ところが一昨日、テレビ信州のスポーツ版でこの模様を扱っていました。
このビデオではゴールラインの反対側からの映像でしたが、ぎりぎりゴールラインに掛かる状態での折り返しに見えました。
この事実を確認するにはVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の制度があって初めて証明できるんです。
残念ながらJ2,J3リーグにはこの仕組みがありませんので、主審の判定が正しいのであって、誰もそれを覆すことはできないのです。
まあ正しくは、主審の位置からはそれを確認するのは困難なので、副審がそれを確認して主審に知らせなければならないのです。
副審からは反対サイドでの攻防であり、正直瞬間的に副審がそれを見定めるのは難しいと思うのです。
これは「三笘の1ミリ」に続けて「安永の1ミリ」と言っても良いのではないでしょうか。
最後まで諦めなければ勝利の神様がほほ笑んでくれるんだという事を実感させる得点シーンだった。
(山雅フォトギャラリーより)
この画像を見ても、相手DF4人に囲まれても、
果敢に勝負に徹したことによって生まれた得点であり、
これをきっかけに次ぎへの躍進に繋げて欲しいところです。
最後まで諦めない気持ちが、
勝利を導くという事を肝に据えて戦いに挑んでくださいな。