<51年ぶりの記録更新・・・>感謝(その2) | yamagafreakのブログ

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高校サッカーから日本代表までのサッカー観戦記録を綴ります。
特に松本山雅を応援しています。

再び昨日に続けて高校駅伝の話題です。

 

佐久長聖は他を寄せ付けない盤石の走りで日本選手のみで大会記録を10秒更新し、2位に1分49秒の大差で3度目の優勝を飾った。

 

それでも、高見沢監督は「普段の取り組みを見ていると、まだまだ優勝はできない」と、チームのまとまりや支え合う姿勢が足りないと感じていたようだ。

 

昨年も日本選手のみの高校最高記録を更新したが、倉敷の後塵を拝し悔しい準優勝に終わった。

 

今年の春に行われた伊那駅伝大会でも須磨学園や埼玉栄に贈れること8位に沈んでしまっていた。

 

届きそうで届かない状況が続いている全国の頂点に向けてもう一段階のレベルアップをはからなければいけないと感じていた。 

 

そこから個々の力を引き出すため、チームキャプテンである永原選手に頼らないチーム作りをしてきた。

 

そしてお互いに切磋琢磨しながら個々の記録を伸ばす努力を積み重ね、13分台で走る選手が6人を数えるほどになった。

 

そして圧巻だったのは、チームで持ちタイムが7人の中で唯一14分台の佐々木哲選手の活躍だった。

 

最短区間の5区3キロに5000メートル14分3秒台の記録を持つ選手を置ける層の分厚さと言えばそれまでであるが

 

5区は3キロと短いが、上りのコースのため地力の差がタイムに大きく影響する区間だ。

 

他校ならエース級の選手を5区に配置できるぜいたくな布陣だった。

 

佐々木選手は1972年の第23回大会で誕生した区間記録8分22秒を8秒更新する快走を見せた。

 

現在とはコースが違うものの、区間記録として残っていた72年大会の浅井利雄さんの持つ8分22秒を51年ぶりに更新した。

 

72年大会の浅井の記録は区間2位を40秒も圧倒。あまりにも突出した浅井の記録は、公式記録ながら“ミステリー”と呼ばれることもあった。

 

この佐々木選手の快走で、倉敷との差を51秒に広げることができ、ここで勝負あったという事だろう。

 

佐々木選手のコメントを紹介します。

 

「最初の1キロ、リズム良く入って上り坂もリズムをキープしたまま走ることができたのが、いい走りができた原因。

 

レース前から区間新を自分としても目標にしていた。

 

しっかり突き放せてチームに貢献できてよかった」と喜んだ。

 

来年は最上級生となる浜口は「都大路を走った3人が残るので、団結して超えていかないと」。2時間0分台と初の連覇をターゲットに見据えた。

 

今年、佐久長聖は前回倉敷高校が作った大会記録を塗りかえた。

 

永原主将は「史上最速、最強なんじゃないかな」と誇った。

持ちタイムの速さ通り、力を出し切ってくれた。

 

来年も今年走ってくれた佐々木選手はじめ3人が残る。

 

2時間0分台の記録更新に向けて更なる飛躍を目指して欲しい。

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