本日山雅の試合が4試合ぶりにホーム、サンプロアルウィンで実施されます。
サンアル芝の状況はどのようになっているのでしょうか。
先日MGプレスにアルウィンの芝の状況に関して記事が載っていたので紹介します。
本日開幕戦でテゲバジャーロ宮崎と戦う。舞台となるサンプロアルウィンの芝の具合はどうだろう?3月半ば、ピッチに降りて確認した。
管理担当・小穴さん「例年よりいい状態」
真っ青な空に劣らない、鮮やかな緑が広がっていた。素人目にはすでに準備万端に映るが、「端っこがちょっと茶色いですよね。シートがかかっていなかった所です」
専門家らしく指摘したのは、信州スカイパークサービスセンターの小穴明生さん(40)。
山雅が反町康治監督だった時代から、芝の管理を担当している。
ピッチの芝は冬の間、2重にビニール製のシートがかけられる。上が黒い「保護シート」で、下が半透明の「養生シート」。
昨シーズンが終わった後、3カ月余り芝を守り続け、保護シートは3月第2週、養生シートは翌週の取材前日に外された。
長い眠りから覚めたばかりというのに、芝は元気そうだ。「気温が高めなおかげで、今年は例年より芝の状態がいい」と小穴さん。
これから芝の葉が立ち上がり、成長が始まる。肥料や水やりで全体を整え、芝刈り機で長さをそろえ、今季初の試合を迎える。小穴さんたちにとっても、管理に気を使う今季の始まりだ。
シーズン中の日課は毎朝の水やり、肥料も適宜施す。芝が旺盛に育って詰まり気味になったところは、間引きの作業をし、ピッチが硬くならないようにすることもある。
試合当日の水やりは、選手のプレーやボールが転がる速さに影饗するため、山雅の運営担当の指示で行う。
試合中、注意を向けるのは、選手やボールより芝の状態だ。傷んだ所は、ハーフタイムにも手入れをする。
試合後、ピッチ上をきれいに掃除し、スパイクでえぐれた箇所には、種が入った砂を入れる。
試合で傷みやすい所はだいたい決まっているという。選手が密集しがちなゴール前は当たり前として、意外なのはメインスタンド側のサイドだ。屋根で西日が遮られる分、芝が弱くなる。サンアルの特徴だ。
シーズン中では、夏場が難所だ。サンアルの寒冷地向けの冬芝は、暑さに弱い。うまく管理しないと、秋口に枯れが目立ってきてしまう。
「ピッチとして一番いい状態を保つように心がけている」と小穴さん。それでも、植物としての芝の盛衰はあり、「6、7月がきれいですね」。シーズン半ば、チームが成熟する頃、ピッチも〝見頃〟を迎える。
2017年11月に全面張り替え工事に着手。3種類の寒冷地型西洋芝を使い、水はけのよい土壌に改良し、スプリンクラー設備も一新した。
常に常緑に保たれる芝生に感謝
何れにしても夏場の暑さに対しては散水を繰り返し、そして冬場の寒さに対応するように凍結防止、融雪、防霜の処置を施すための囲いを懸けてそれぞれを防止する策が取られている。
特に松本の地での芝生の養成にはそれぞれの尽力の上に成り立っている。
そしてアルウィンでも当たり前のように、一年中緑色芝生のピッチでサッカー観戦ができているのは、ピッチの管理をしていただいているTOYBOXスタッフの皆さんのおかげです。
芝生の育成のために雑草取り、病原菌の管理のための消毒、痛めた芝の修復作業など管理される人たちの苦労には感謝するしかありません。
たくさんの人たちの努力と細やかな気遣い、気候や状況による日々の格闘、最良に仕上げようというプロ意識の上に成り立っている人々の努力の甲斐あってのもの。
そういったピッチの上でプレーしていることを、 チームもサポーターも、そして選手たちも忘れてはいけない。
ただ、当たり前にあるのではなく、目の前に拡がる常緑の芝生のピッチがあることに今一度、感謝をするのも大切なことではないでしょうか。
今では当たり前になった冬でも枯れない芝、日本芝と西洋芝を5種類ほどミックスさせて育成しているとのこと。
非日常の中にある、アルウィンの常緑のピッチ。
これには沢山の皆さんの苦労のおかげで成り立っているのです。
この素晴らしいピッチで試合ができ、ここで試合を観戦できることに感謝しきりです。
本日待ちに待ったサンプロ・アルウィンでの開幕戦が実施される。
本日試合時間の空模様が怪しいですが、(雨模様の予報)
素晴らしいピッチで試合ができる喜びを、
選手と共に、かみしめながら試合観戦しましょうか。