サッカーっていったい何が起るか分からないものですね・・・
その意味で山雅も心してかからないと足元をすくわれかねないという事。
鹿児島UFCは山雅と並び勝ち点53で2位、その鹿児島には今季2連敗で歯が立たなかったという印象が強い。
一方前節対戦したガイナーレ鳥取には、流れからの得点を許さず快勝と言ってよい試合内容だった。
その鹿児島と鳥取との対戦が昨日行われて、試合結果は6対0で鳥取が6得点も奪って勝利しているじゃないですか。
鹿児島の守備崩壊と言うべきか、鳥取の攻撃力が爆発したと言うべきか・・・最後は鹿児島の集中力が切れてしまったという印象でした。
その結果鹿児島は失点数が29となり得失点差で14ポイントとなって、結果山雅の15ポイントを下回り、この時点で山雅は昇格圏内である2位となった。
この位置をキープするためにはもう勝つしかありませんね。
前節鳥取に勝利した山雅は5連勝を達成し、今節YSCC横浜に勝利するとクラブ新記録となる6連勝を達成する。
そのためには、負けや引き分けは許されないのであって、激しい昇格争いを勝ち抜くためにも、勝利を目指してひたすら突き進むのみとなる。
前節歩夢選手、外山選手、常田選手など主力が出場していない中で勝利した山雅は確実に総合力を高めている。
今節は外山選手や常田選手ら主力が復帰してくるはずであるが、彼らに代わって初先発を果たした橋内選手や中山選手が活躍し主力でも十分通用することが分かった。
攻守の主力を欠く中、守備ラインを統率したのは35歳のDF橋内選手。今季初めて先発したリーグ戦で、流れから相手の得点は許さなかった。
その意味では今までレギュラーとして先発出場していた選手も安泰では無く、確実に選手間競争が高まっており、それがチーム力を引き上げる相乗効果を生んでいる。
何れにしてもどの選手が先発に名前を連ねようが、相手に対して絶え間なくプレッシャーを掛け続け相手から自由を奪い続ける献身的な守備が求められる。
丁度一昨日行われた日本代表戦のように高い位置から相手にプレッシャーを掛け続けることにより、高い位置でボールを奪いそこからショートカウンターによる得点機会を演出できるはずだ。
自陣からパスをつなぐYS横浜に対し、攻撃的な守備によるチェイス&チェックを繰り返す。
そして相手にボールを保持されたら帰陣して守備ブロックを築き得点を許さない。
サイドや中盤で球際の攻防では優位に立ち、重心を前に置いた攻撃ができるか否か。
前節は先発の2トップが点を奪ってくれた。これで小松選手やルカオ選手にも自信と勢いがついたと思うのです。
ぜひ今節も得点という結果を残し、2位をキープしながらいわきFCに対してもプレッシャーをかけ続けたい。
一瞬でも気を緩めることなく相手に立ち向かわなくてはならない。
常に集中しながら、デュエルでの勝負で負けない気持ちと勝負強さが求められる。
サッカーにおける勝負の綾は些細な事で決まる。