タイピング。
上智外英に入学すると、アメリカ人の神父たちに、9月からは、タイプしたレポートしか受け取らない、と言われた。
自分でタイピングの練習をしておけ、ということらしい。
一夏を費やして、ブラインドタッチがほぼできるようになった。
まだPCどころか、ワープロも、一部屋に入るように巨大で、企業用しかなかったころだ(1982年)。
だから、当時、英文タイプができる人はごく少なかった。
いまは、学生がキーボードを見ずに高速で打っていて、すごいと思ってしまう。
しかし、私のタイピングは退化し、キーボードを見ないと間違える上に、遅い。
1982年は、キーが考えられないぐらい重いガシャガシャと音を立てるタイプライターで習得したから、勝手が違うのかもしれない。
学び直しが必要だ。
リスキリングというらしい。
私のすべての能力が、時代遅れになりつつある気がしてしまう。