現金決済について | 中村教授の愉快な毎日

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忘備録

「エコノミスト」誌、8/3号、p.73:


ネットの普及率と現金決済率には相関があり、イタリアなどは、ネット普及率はたったの61%、現金決済が85%に達する(後進国である)。


先進国のノルウェー、デンマークでは、ネット普及率97%、現金決済はわずか20%である。


他にも要因はあるが、例えばロンドン、アムステルダムなどは、公共バスで現金の支払いは禁止になっている。


日本は現金決済が異常に多い。それはクレジットカード市場が規制によって外国から不当に守られてきたからである(本文に書かれていないが、紙幣のクオリティが高く、偽札が作れないという要因も大きいと思う)。


現金決済というのは効率が悪く、GDPの0.5%の損失になるという試算もある。




ということで、私も、財布を一度も開けない日が増えてきた。Suicaで決済が多い。


あるいは、ドトールならバリューカード、スタバならスターバックスカードで決済した方が、何パーセントか、お得である(最大10%になるのではないかと思う)。


Apple Payも試してみたが、使えるところが少なく、なんと、Visa は登録できないという不思議な現象がある。どういう力関係が働いているのだろうか。


台湾ではカフェ、レストランは、Apple Payと悠遊卡でほとんど事足りる(あとは夜市で使えれば最高だが)。この点でも日本より進んでいると思う。移住したい思いは強くなる一方である。