『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』 | 赤と黒

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』

 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』


―あらすじ―
  アムロやシャアが戦った1年戦争から3年。地球連邦軍はガンダムを再度開発しようとするが、ジオン軍の残党は計画を察知。ジオン軍のアナベル・ガトーはガンダム試作2号機を強奪するが、その際に地球連邦軍のコウ・ウラキと因縁が生じる。



 G-GENERATIONシリーズでも、ガンダム強奪シーンが取り上げられており、逆輸入のような形で第1話を見ました。軍人として自分(ウラキ)よりも何枚も上手なガトー。悪役というよりかは敵役としての印象が強いキャラでした。とは言えジオン軍再興を盲信しており、常人の皮をかぶったテロリストには変わりありません。

 

 後半では第3勢力としてシーマ・ガラハウが登場。『機動戦士Zガンダム』の終盤のような、3つ巴の戦いが繰り広げられました。3つ巴ながらも自分が利するには裏切りすら厭わないという泥仕合…虚と実が混ざり合う戦いで、楽しんで見ることが出来ました。

 

 それにしてもなかなか辛いストーリーです。コウキは最後までガトーに勝つことは出来ず、ガンダム開発計画は闇に葬られ、更には左遷。『ガンダム』と『Zガンダム』を繋ぐ話なので仕方はないのかもしれませんが、単体として見ると難しい物がありますね。