『二度目の大往生』(再読) | 赤と黒

『二度目の大往生』(再読)

 『二度目の大往生』(永六輔)

―あらすじ―
 市井の人々による、死や病への一言。インタビューや現代日本への痛烈な批判をも収録した、現代にも色褪せない1冊。



 『大往生』の続編にあたり、やはり面白さは変わりありません。特に興味深かったのは、著者による宗教論でした。講演内容の書き起こしのようですが、著者なりの諧謔がふんだんに盛り込まれており、すらすらと読めてしまいます。個人的には『大往生』よりも好み。