『呉・三国志』 6巻 | 赤と黒

『呉・三国志』 6巻

 『呉・三国志』(伴野朗) 6巻

―あらすじ―
 三国志における呉を主体とした作品。呉の「浙江耳」、魏の「青州眼」、蜀の「臥龍耳」といった諜報機関による情報戦が幕を開ける。


 前巻から半年振りとなる6巻では、荊州問題~魏王朝の成立までが収録されています。前半では魏と呉の諜報機関員同士による策略戦が行われており、作者のオリジナルキャラクターだらけの闘いながら、とても面白く読めました。あと、この巻で関羽が死ぬのですが、僕はどうしてもこの「呉が裏切って関羽が死ぬ」という部分が好きではありません。この時ばかりは呉が悪のように見えてしまいます。諸葛亮も、馬良だけでなく法正(どちらも蜀の軍師)も関羽の元に派遣すれば良かったものを…残念でなりません。

呉・三国志 長江燃ゆ〈6〉巨星の巻 (集英社文庫)/集英社

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