『佐賀のがばいばあちゃん』
『佐賀のがばいばあちゃん』(島田洋七)
―あらすじ―
昭和33年の日本。佐賀の片田舎にいる祖母の元に預けられた8歳の洋七少年。そこでは厳しい戦後を生き抜いた、がばい(すごい)ばあちゃんとの貧乏生活が待っていた。
少し前に話題になった本なので読まれた方もいらっしゃるでしょうが、かのB&Bの島田洋七さんによる、祖母についてのエッセイです。非常に面白く、感動した本であり、今年読んだ本の中でもベスト5に入りますね。がばいばあちゃんの元気で明るいエピソードに、時に励まされ、時に感動させられる本です。特に、「本当の優しさとは、他人に気づかれずにやること」という一文には考えさせられ、それに関する修学旅行のエピソードと、運動会での弁当のエピソードがとても心に残りました。名作として後年まで残っていってほしい作品です。
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