『きみとぼくの壊れた世界』 | 赤と黒

『きみとぼくの壊れた世界』

 『きみとぼくの壊れた世界』(西尾維新)

―あらすじ―
 櫃内様刻と櫃内夜月は、実の兄妹ながら恋人に近しいほどの親密さを持っていた。そんなある日、学園で密室殺人事件が発生する。様刻は保健室の住人・病院坂黒猫とともに事件解決へと足を向けるが、それは日常の崩壊を意味していた。


 本格ミステリーと銘打たれてますが、個人的には最初の章での、主人公の妹の精神崩壊が面白かったですね。他の作品でもそうですが、著者のはストーリーよりもキャラクターに寄るところが大きいと思いますし、本作品ならではの「らしさ」が出ていたのではないでしょうか。

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)/講談社

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