『眠狂四郎無頼控』(一) | 赤と黒

『眠狂四郎無頼控』(一)

 『眠狂四郎無頼控』(柴田錬三郎) (一)

―あらすじ―
 時は江戸。バテレンと日本人の混血であり、ニヒルな剣客・眠狂四郎が様々な難事件や強敵と戦う。


 名前は以前から聞いたことがあったのですが、著者があの『英雄三国志』と同じ柴田錬三郎氏と知り、これは是非読んでおきたいと思い、手にしました。元々は週刊連載モノだったようで、1話1話(1章1章)が20~30ページほどの構成になっており、大まかな流れはあるものの、1話だけ読んでも面白いように工夫されています。そしてその内容も、伴天連(バテレン=キリスト教信者)退治あり、謎解きあり、強敵との一騎打ちあり、主人公を慕う女達のエピソードありと、毎回「ラストはどうなるんだ」とついつい読みふけってしまう小説に仕上がっています。

眠狂四郎無頼控 (1) (新潮文庫)/新潮社

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