『墨攻』(小説) | 赤と黒

『墨攻』(小説)

 『墨攻』(酒見賢一)

―あらすじ―
 春秋戦国時代の中国に存在した、非攻と博愛を信念とした集団・墨家が、長い戦乱の中で墨家の内部からも変化を求める声が大きくなっていた。そんな折、趙軍にかこまれた梁城から墨家に救援依頼が来る。依頼を黙殺しようとする墨家の決断に背き、革離1人が梁城へ向かう。


 漫画版は読んだことはあったのですが、原作小説は未読だったので手にとってみました。160ページと非常に短いながらも、ラストが漫画版と違うこともあり、最後の最後まで楽しんで読ませてもらいました。主人公・革離の印象も両作品でガラッと変わります。短いページ数ながらも攻城戦の様子がしっかりと濃く描かれており、オススメの1冊ですね。

墨攻 (新潮文庫)/新潮社

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